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学生が眠らない講義:実験編①

 さて眠らない授業に講義に関して、今回はGoogleFormを用いてみました。単純な話なんですが、講義の途中途中でGoogleFormで問題を作っといて応えてもらうんですね。これは前からちょっと試してたんですが、ちょっと回数を増やして試してみました。これは個人的に好きなんですよね。理由としては

①全員が必ず答えてくれる。
 氏名などを必須項目にしておけば必ず学生は答えてくれます。手挙げ方式では答えない学生もいますし、当てる方式では殆どの学生は他人事です。でもこれはみんな答えてくれる。みんながその時間は授業に参加してくれます。

②「間違えた。恥ずかしい。」がない。
 教員の立場になってしまえば、聞いた質問に対して学生が間違えようが正解しようが気にならないんですが、当てられた学生からするとそれって結構記憶に残るんですよね。苦手意識として。でもFormの画面は別タブでぼくしか見ないので学生さんは恥ずかしい思いは何もしなくて良いんです。

③記録に残る。
 ログとして残るのと、スプレッドシートに起こせるので一発で集計結果が見やすい。これは非常にありがたい。4択とかでもパーセンテージが一目でわかるのでありがたいです。

 この辺りが気に入った理由ですね。そして運営方法はこちらです。

①講義資料にURL,QRコードとともに組み込んでおく。
 電子書籍を使用する関係でそもそも講義中にスマフォを出してる学生もいますので、QRコードを付けておきます。その方がスムーズですし、今日日の学生さんなら禁止にしてもスマフォから手を離せない人もいるのでそれならば学習に使ってもらった方がありがたいですし、学生の中で「暇つぶし通信機能付デバイス」ではなく「遊びにも学びにも使える通信機能付デバイス」になってほしいので、スマフォで行ないやすくしてます。

②質問内容はリアルタイムにぼくが講義内で話す。
 回答時間を制限する機能を使っても良いのですが、こっちの方が臨場感があって面白いのでそういう形にしています。ぼくの講義資料は事前にPDF配布なので学生は前日からGoogleFormにログインは出来ます。ですが入って質問と回答欄をみてもなんのこっちゃってなるだけの形になってます。

③回答に関するものは調べながら答えても良い。
 ぼくは知識確認をしたいわけではなく、講義内容に興味を持って欲しい野で調べることは歓迎しています。むしろ知らないことをすぐに調べる癖を付けて欲しいんです。なので調べることもOKです。そして調べ方のコツを会得したり、新しい知識の幅を増やしていって欲しい。

 因みにGoogleFormで質問する内容で気を付けていることはこちらです。

①一見、講義から離れた内容のように見えること。
 どうしても看護の講義って固い内容になりがちな気がして、少し看護から離れたように見える内容の質問を設けています。ただし必ず繋がります。

②調べることが面白そうであること。
 これは大前提なんですが、つまらない課題はやっぱり調べることもつまらない。出来れば学生が興味をもって取り組んで欲しいので、そういう内容を頭絞ってひねり出しています。

③「なぜそう考えたか?」の問いかけを入れること。
 ぼくが知って欲しいことは原理・原則、基盤です。そこを強化するにはなぜそう考えたか?なぜその回答に至ったかを記載できないといけません。簡単で良いのでその回答の理由を書いてもらえるようにしています。

 今回、実験してみたのはGoogleFormでした。なかなか面白かったですね。ただ結局、そこ以外の時間では寝ている学生はいるのでまだまだ面白みが足りない講義でした。そもそもの講義内容の底上げとかも必要みたいです。実験自体は面白いのでまた新しいチャレンジをしてみたいと思います。


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