着床の窓とアスピリンについて


【ご質問原文】


いつも勉強させていただいています。
ERA検査におけるバイアスピリンの影響についてご存知でしたら教えていただきたいです。

私はプロテインS活性低値のため、ずっとバファリンを処方されてきたのですが、ERA検査の際にバファリンは処方されませんでした。

医師に確認しましたが、なくてもERAへの影響はないとのことでした。

当時はそれで安心したのですが、クリニックによっては、バイアスピリンの服用が着床の窓に影響を与える可能性があるということで、ERAの際にはバイアスピリンも処方していると知り、不安になっています。

ERAの結果は窓ずれなしだったのですが、このまま結果に従って、移植を続けても良いものでしょうか。

次が最後の保険での移植のため慎重になっています。よろしくお願いします。

【回答】

ご質問ありがとうございます。
いろいろと考え方があるようですが、論文の内容から考えていきたいと思います。

まず、アスピリンが使用される理由はプロテインS活性や抗リン脂質抗体など、血栓症の素因が子宮内膜の血流に影響し、反復流産の原因となっているためであると考えられています。

では、着床の窓との関連性についてはどうかというといくつか報告があります。

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