着床の窓と移植からの着床時期の話
【ご質問原文】
着床の窓について質問です。
ERAテストの結果Receptive(窓ズレなし)だったのですが、この場合移植の120時間前にプロゲステロン剤の使用開始で合っていると思います。
しかし、このERAテストの結果は120時間前後に着床の窓が開いている事を示しているのであり、通常胚盤胞は1日か2日後に着床すると思うので胚が着床しようとする頃には窓が既に閉まっているのではないのか、と気になりました。
どこの病院もこの合わせ方で胚移植を行っている様なので間違いではないと思うのですが、気になりました。
【回答】
ご質問ありがとうございます。
なるほど。
確かに疑問に思いますね。
これまで、教科書的には胚盤胞は移植から1〜3日くらいで着床すると言われていました。
しかし、ERAテストの登場により着床の窓が開いている期間はとても限定的で、ERAテストの結果の時間から±3時間以内に移植すべきという概念がうまれました。
どちらが正しいかというと難しいところです。
ここからは私の考察となりますが、着床の窓はある程度の日数開き続ける事ができるし、胚盤胞も子宮内で待つ事ができると考えています。
いわゆる、胚と子宮のクロストークというものですね。
そして、胚盤胞の移植から着床までの日数は0〜3日以内と考えています。
ここから先は
522字
この記事のみ
¥
300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?