ビブラート2

ビブラートの波が、基音の高いほうばかりにいく。おうおうおう が、おうあうあうあう になってしまう。

お は低い音程、
あ は基音
う は高い音程。

どうも、息の量、圧が不足、不安定のようだ。

ビブラートは、かけないときより、息の量、支えがいる。
なんとなくかけると、息が足りず、その結果、どんどん噛んでしまう。
顎を緩めた状態は、息の量が要る。

息の支え量をしっかり、いや、ビブラートのときはいつもより多く吹き込むぐらいにすると、安定する。緩めても音が安定するので、うわずらない。
体は、意識しないと、どうしても楽な方にいってしまし、噛んでしまう。噛む方が楽だから。

息の支えが大切というのは、精神論ではなく、極めて実践的で、物理的な基礎だ。

こういうものを、奥義、というのだろう。

学び、発見していくのは楽しいなあ。

結論。
「息の量、支えをしっかり。
そのうえでビブラートを。
ビブラートのときはいつもよりしっかり。」

長く伸ばすのではなく、
しっかり支えてビブラートできる長さまでで、音を切る。

自動的に適切なビブラートが意識せず、できるようにする。意識は音のチョイスに振り向けられるよう。
それが、ロングトーンの意義。長く吹くのが目的ではない。耐久力を鍛えるためではない。


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