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メキシコの死者の日

死者の日を知っていますか?

リメンバーミーでも大々的に取り上げられ、一躍有名になった死者の日。
本場メキシコではどのように祝われているのでしょうか。

【死者の日とは】
死者の日は、メキシコの伝統的な祭で、故人を思い出しその魂を称える特別な日です。

死を悲しむ日ではなく、故人との絆を祝福し命の美しさと短さを称える日として親しまれています。

日本でいうお盆のようなものですが、メキシコの死生観から悲観するというより一年に一度先祖に会える日として盛大に祝われます。

※メキシコの死生観はこちら
記事

【死者の日はいつ?】
死者の日は毎年11月1日と2日です。

【死者の日は何するの?】
死者の日には家族で集まり、オフレンダという祭壇を囲って団欒をします。
パーティーは夜まで続きます。一ヶ月前くらいから街には死者の日のパンが売られていたり、町中でマリーゴールドが売られ始めます。

【死者の日に欠かせないもの】
・マリーゴールド(センパスチル)
鮮やかな色の花びらや強い方香が、死者の魂をこの世へと導く道しるべとなるとされています。

・死者の日のパン(パン・デ・ムエルト)
もてなしの精神と大地の恵を表しています。パンの形は、十字の棒が骨、真ん中の丸が頭蓋骨を表しているとか。

・オフレンダ(死者の日)の祭壇
オフレンダは、故人に捧げるという目的はもちろんのこと、生きる者が集まり飲食を楽しみながら個人の思い出話に花を咲かせる「集いの場」としても機能します。親族や友人、近所の人々など様々な世代間での交流がなされ、絆がさらに深まるのです。

【オフレンダに飾るもの】

オフレンダには通常、以下のものが飾られています。

・パペル・ピカド
メキシコの伝統的な切り紙の飾り。死者の日を祝う喜びを表しています。

・塩とお香
死者の魂が安全に戻ってこられるよう場を浄化すると考えられています。

・カラベリタ(どくろ)
カラベラを模した飾りは祭培のいたるところに置かれ、多くは着色や装飾された砂糖東子が使われます。カラベラは死の衣であり、「メメント・モリ」の精神を生きる者に思い出させます。

・ろうそく
ろうそくの灯は、光、倍仰そして希望を意味するとともに、死者の魂の行き帰りの道を照らす役割を果たすとされています。

・水
グラスに注がれた水は、長い道のりを経てこの世に戻ってきた死者たちの段の渇きを癒すためたとされています。

・飾りやおもちゃ
死者の魂を喜ばせ、そして彼らを再びこの世に迎え入れるしさやおもてなしの気持ちを表します。

・供え物の飲食物
故人が生前好きだったもの等を供え、戻ってきた読を歓迎します。また、死者の現はその匂いのみを楽しみ、そして生きる人々と会できる喜びを共有するとされています。アルコールを供えることもありますが、これは発者の生前の楽しい記憶を思い起こさせるといわれます。

テキーラが好きだったのでしょうか

【死者の日の楽しみ方】
観光客でも死者の日を楽しむことができます。

・オフレンダを見て楽しむ
日本だと他人のお墓を見るというイメージが湧きませんが、死者の日にはオフレンダが出現し、誰でも見ることができます。

・パレードに参加して楽しむ
死者の日の11月1日〜2日にかけては、街の中心地などでパレードなどが開催されます。

・フェイスペインティングをして楽しむ
死者の日といえばドクロメイク!最初からの伝統ではありませんが、死者の日にはレストランのウェイターさんなど骸骨メイクをした人がたくさんいます。ペイントは道端などで安い料金で20分くらいでやってもらえます。ただ、真っ白の絵の具を顔中に塗られるので敏感肌の人は注意が必要です。


【どこで見れるの?】

▼死者の日が有名なスポット
・ミチョアカン
ザ・死者の日!を楽しみたい方はぜひミチョアカンに✨

・伝統度★★★★★
・難易度★★★★★

・メキシコシティ
気軽に行けるメキシコシティ。現代っぽいパレードで伝統的というより観光地的ですが、手軽に楽しみたい初心者の人におすすめです。
・伝統度★
・難易度★

・プエブラ
・伝統度★★★
・難易度★★

・オアハカ

伝統度★★★★
難易度★★★

https://youtu.be/mzQbkzpeF_Q


・アグアスカリエンテス

・バハカリフォルニア

・カンペチェ


・コウアイラ

・ハリスコ

・ケレタロ


・チアパス

メキシコといえば死者の日と言っても過言ではないくらいメキシコらしさが出るイベントです。ぜひ行ってみて下さい✨

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