見出し画像

そうだ、本を読もう 【とみ編】

みなさんこんにちは! なかしょーです。
『そうだ、本を読もう』シリーズ第2回は、とみさんのオススメをご紹介します!
本格的な歴史小説が豊富で、圧倒的なワクワクに飲まれつつ、時代を俯瞰する視点からの気づきが得られる…かも?


1. 『炎立つ』 高橋克彦 著

物語の舞台は、平安時代の東北地方。豪族の藤原経清に始まり、奥州藤原氏初代の清衡、3代秀衡、4代泰衡の時代、そしてその滅亡までを描いた長編小説です。
蝦夷と朝廷の対立、そして義経と頼朝の対立を軸にストーリーが展開されます。

話の筋は読んでからのお楽しみですが、涙なしでは読めません(T_T)
藤原氏4代が中尊寺金色堂で大切に祀られている理由がよくわかります。


2.『風神の門』 司馬遼太郎 著

言わずと知れた、司馬遼太郎の時代小説です。徳川家康と石田三成の対立を軸に、天下分け目の決戦となった関ヶ原の戦いがテーマです。
徳川家康を取り巻く人間模様と謀略戦を中心に、各地の有力大名についての描写もあり、ミクロ・マクロの両視点で、関ヶ原の戦いへと至る経緯が描かれています。『石田三成があと少し生まれるのが遅ければ、天下を取っていたのではないか』。そんなことを思うほど、豊かな描写に浸ることができますよ!


3.「陰陽師」シリーズ 夢枕獏 著

平安時代の陰陽師・安倍晴明のあれこれを描いた伝奇小説です。

噂では母親が狐で「化生ノ者」という安倍晴明。賀茂忠行のもとで修業をつみ、陰陽師として天才的な才を発揮します。涼しげな美男子であり、教養人であり、人の心もよくわかる。そんな超人(?)の活躍する姿が、幻想的で想像力をかき立てられます。
ちなみに映画の陰陽師は夢枕獏さん脚本です。羽生くんが参考にした野村萬斎さんの舞が見事ですので、興味のある方は参考までに!


*                                *                               *

いかがだったでしょうか?
歴史小説は敷居が高く感じることもありますが、そこには深い人間への洞察と、新しい視点が豊富に散りばめられているようです。時代の立役者と苦難を共にすれば、自分の闘い方も、自ずと見えてくるのかもしれませんね。

次回はあっきーのオススメです!
どうぞお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?