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入院中、何してた? -治療中にやってよかったこと編-

みなさんこんにちは!なかしょーです。
突然ですがみなさん、emaremo radioはご存知でしょうか? 

『emaremo radio』とは
白血病や悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群をはじめとする血液がんの患者さんの体験談やemaremoの活動について発信するYoutubeチャンネル。代表のあっきーと、ゲスト1名の対談形式で進行する。発症から時系列に沿って、治療内容、その時の気持ちや役立ったこと、退院した後に感じたこと、今感じていることなどについての語りが盛り込まれている。

貴重な経験者の声が聞けるコンテンツであり、わたくしなかしょーも全回視聴済みです。そして、このラジオを何度も聴いているうちに、「あ、このかたも同じことを思っていたんだ」「同じような対策をとっていらっしゃるな」という気づきがしばしばありました。

…そこで!
今回から計2記事、現在アップロードされているラジオから特に共通項が多かった部分について、ざっくりとしたまとめ形式でご紹介します。

今回はパート1「副作用軽減や体力維持のために、治療中にやってよかったこと」についてです。血液疾患は長期戦であり、また治療のハードさから、副作用や体力低下が壁になることが多いです。口の中が荒れたり、少し歩いただけで息切れしたりする、という声もよく耳にします。どのような対策や工夫ができるのでしょうか?
それでは経験者の声と、気づいたことをご紹介します!


1. 歯磨き
抗がん剤治療で起こるものとして、口内炎などのお口トラブルがあります。「口内炎」と書くとなんとなく気楽なイメージですが、その実、水を飲むことさえ苦しい場合もあります。その予防として効果的なのが、歯磨きやうがいをして、口の中を清潔に保つこと。
もちろんしすぎも逆効果ですが、ラジオでも、朝昼夕食後の3回や、起床時・就寝前などの決まったタイミングで歯を磨くことを習慣にして、お口トラブルの対策をしていたという声がありました。
また歯磨き以外にも、マウスウォッシュなどの洗浄液や、ジェル状の保湿剤を使用するのも効果的です。免疫力が下がった体を、適切にいたわりましょう。


2. 病棟や外を歩く
入院中はなかなか動くことができず、また治療の副作用でそれどころではない場合もあります。するとどうしても体力が落ちてしまいます。
ラジオで多くの人が語っていたのが「ほどほどに体力を維持する」ことの大切さです。入院中は気づきにくいですが、一時退院で自宅の階段が上れなかったり、ほんの少し歩くだけで息切れがしたりすることもあります。
もちろん治療のピークで血球が少ないときや、点滴が多いときに無理に歩くことはありません。ただ、体調がいいときには、病棟を歩いたり、軽めの体操をしたりしてみることも大切です。地道な積み重ねを継続することが、外に出た時のギャップを小さくする鍵になるでしょう。

3. 食べられるものを食べる
「歯磨き」の項でも触れましたが、抗がん剤治療によって、口内炎が起こることがあります。また吐き気も個人差はあるものの、辛い副作用の1つです。
もちろん輸液でカロリーを補給することはできますが、やはり口から食べ物を摂取した方が、内臓も動き、気持ちとしても少し元気が出たような気がするものです。ラジオでは、吐き気があっても食べやすかったものとして、プリンやゼリー、アイスなどが挙げられていました。
また味覚障害時には、味の濃いカップラーメンが人気のようです。中には様々なカップラーメンを取り寄せて、食べ比べをしたという方もいらっしゃいました。色々と工夫してみて、いかに乗り越えるかがポイントですね。

最後に
どれも小さなことですが、その地道な積み重ねが、大きな結果に繋がるかもしれません。(※ただしこれらはすべて、個人の感想や印象を含むものです。あくまでも参考として、悩んだ時や困った時は、先生方の指示に沿ってくださいね。)

次回はパート2 「入院中の時間の使い方」についてです。
それではまた!

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