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「がん」と言われたとき、もれなく準備するために

 みなさんこんにちは! なかしょーです。
 今回は「がん」と診断された直後に、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。

 がんになったとき、「生存率」や「治療法」についての情報には目が行きやすいものの、「今、何を知るべきか」「今、何をするべきか」に辿り着くまでには、時間がかかってしまうものではないでしょうか。「まさか自分が…」「これからどうすれば…」という思いに駆られる中で、冷静に、もれなく準備をするのは難しいことかもしれません。

 またそのような状況をフォローするべく、色々なサイトや資料が用意されてはいるものの、そこに辿り着かないこともあるかもしれません。

 そこで今回は、「がんと言われたとき」という視点から、「もれなく準備を進めるために参考になりそうなサイト」をピックアップしました。


0. 必要なことを探すために
 国立がん研究センターのHPから、「もしも、がんと言われたら」という冊子がダウンロードできます。つらい気持ちとの向き合い方・ 医療者との関わり方・情報の探し方・ 生活や暮らしについて考えておくこと、という4つの視点から書かれており、中には実際の患者さんの声も盛り込まれています。また同HPには、がんについての情報が豊富に準備されているので、まずはここから情報収集を始めるのがいいかもしれません。
また、「こんなにたくさんの情報があると余計わからなくなる」というときには、「【NHK健康】賢い患者の心得 がんと言われたら①」も参考になります。がんと言われたときに大事な心構えが、6つの心得とともに、簡潔に書かれています。


1. 仕事のこと
 働いているときに告知を受けると、「がん」という言葉の響きから、すぐに退職という道に向かってしまうこともあります。しかし最近では、「働きながら治療する」ことも選択肢になってきています。「がんと仕事のQ&A」や「仕事とがん治療の両立お役立ちノート」が、治療と仕事の両立を考えたとき、役立つかもしれません。


2. 妊孕性のこと
 治療によって子供を授かる力である「妊孕性」。それが失われることが、場合によってはあります。もし治療が始まった後で、妊孕性のことを知ることになれば、望まぬ結果に繋がるかもしれません。国立がん研究センターのHPに、「妊よう性 はじめに :[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]」というページが準備されています。もしわからないことがあれば、しっかりと先生に質問することが大切です。


3. 同じ立場の「繋がり」のこと
 告知を受けたときは、どうしても1人になってしまったように感じることがあるものです。しかし同じ経験をした先輩方が築いた「繋がりの輪」があることもまた事実です。そのことについて知っておくだけでも、治療の日々が少しだけ楽になるかもしれません。参考までに、ピアサポートにも触れたこちらの記事をご紹介しておきます。この他にも数々の繋がりがあるので、興味がある方は調べてみてくださいね。

 
 以上、「情報の見つけかた」から始まり、「仕事」・「妊孕性」・「繋がり」という視点からご紹介しました。わたし自身、がんになったとき、「がん」という言葉のもつイメージで目の前が真っ暗になったことを覚えています。治療のことや生存率はたくさん調べたものの、現実的なことに冷静に対応できるようになるまでには時間もかかりました。
同じような状況の方にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

それではまた!


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