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2020振り返り

何もしてなかったけど、なんだか充実したそんな不思議な一年。

今年は実家に帰ってないし、ほとんど人と会っていない…と思っていたが、2月に上川のイベントに参加していた。去年かと思っていた…(笑)また行きたいスナック男。両親に会えてて少し安心した。

シャムズる

ウイルスが広がり、以前働いていた病院がクラスターとなり、同僚からマスクを一週間交換できず洗って使っていると聞く=予防効果があるかわからない、安心安全が保てない状況で働かないといけないと知った。

普段でも忙しい職場が、さらに大変な状況になっていることが想像でき、悲しさを越えて胸が苦しくなった…何もできない自分がとても申し訳なかった…思い返すと情報を手当たり次第調べていたり、シャムズっていたと思う
(國松 淳和/コロナのせいにしてみようでは、怒ったり、変なことをいったり、急にその人らしくなくなった現象をCIAMS(COVID-19 Coronavirus-induced altered mental status:シャムズ)と名付けている)

大腿部転子部骨折 抜釘手術入院

光と聴覚過敏のため同室者に協力を依頼するも難しく…久しぶりに苛められて泣いた40歳の春の出来事(笑)

退院後は一ヶ月の松葉杖生活。
両手が塞がれていることは、想像よりも大変だった。まず出掛ける日には雨よ降らないでくれと祈りから始まると知る(笑)

入院と手術で体力が低下。ストレッチと軽い筋トレをはじめた。
仕事復帰をして今までできなかった子供たちを抱っこすることができた。子供たちの痙攣や発作は抱っこすることで落ち着く子供が多い。この行為はきっと、私が今まで患者さんと関わる時にしてきた横に座ること、寝たきりの人の手を握ること、ぬくもりというケアが病状にも繋がるのだと子供たちから改めて教わった。看護師として働いているが、できることが限られている私にとって、抱き締めるというケアが増えた事はとても嬉しかった。

アンオフィシャルガイトブック.dotoの制作に参加


文字起こしと校閲に参加した。何かできることがあれば参加したいと思ってお手伝いプランにクラウド支援したその活動。

本ができあがっていく過程は、人生で味わうことのできない時間で、原稿ができる前の音を聴き文字となり、ライターさんが文字を言葉に変え、書き手の雰囲気が加わり、写真やデザインが重なることで、さらに魅力がどんどん繋がって増えていくんだと知れた。

記事で掲載されている方々も、本を作ることに関わっているメンバーも、より良いものをつくりたい、届けたい、知ってほしい、みんながギリギリまで拘り、粘り、できあがっていく様子を体感した。

それはまさしく生き様感じるガイドブックで、はじめての文字起こし、はじめての校閲だったけれど、私でもできるかもしれないと思って参加することに一歩進んでみた自分を誉めたいくらい良い経験ができた。
本ができ上がった後も、本から続いていく物語もみせて貰えていることも嬉しい。

「つくる」ということの楽しさを味わせてくれ、参加できたことに感謝!

これからの.dotoの活動も、そこから繋がる人達の動きもワクワクさせてもらえるのが楽しみのひとつ。

新しい発見

入院で暇になるだろうと、好きなアーティストのコミュニティとやらにも参加してみた。毎週のラジオが癒しとなり、文字だけでも気持ちは共有し、お互いが信頼し支え合えることができるものだと感じた。私のことを師匠と呼ぶオジサンと仲良くもなった(笑)

コミュニティの幅が広がったことで、音楽や映画、本なども自分の楽しいと思える幅も広がり、普段は手に取らない本を読んだり、毎年数冊しか読まないのに、今年は10冊以上読んでいる。
本との出会いの中で、私が自然と大切にしてきた、「自分の心をひらかなければ、相手も心をひらかない。相手の声をきくことでその人を知り、その人らしさや温かさを大切にすること」は、今までの自分の動きや考えは、これで良かったんだと証明された気がしたことは大きく心に刻まれた。

音楽では新しくポストクラシックやジャズが好きなこと、レコードの音の立体感と深さなども心地よさを知った。いつかレコードプレイヤーを買ってしまう日がくるだろう…(笑)
ハコのライブにいけなくなって2年…配信ライブは私にとって昔のライブジャンキーだった頃を思い出すように楽しむこともでき、家から出られない人が楽しめるライブやイベントのかたちに光を感じた。

キーワードは対話と中庸

著名な人やキラキラ見える人も悩み、もがき、踏ん張りながらコツコツと今できることをやり、生きることを楽しむように続けているからキラキラして見えるんだなとふと思った。
その反面、他人の目を気にし、自分の言葉を語らない、時には嘘をついて自分を守ったり不安がいっぱいで、自信のない人も多いことがわかった。それが世の中なのかもと感じた…
私は自分のことを複雑に曲がりくねっていると思っていたが、嘘なく言葉を伝えるため、真っ直ぐすぎて、人とぶつかるのだとも知れた。同時に、ぶつかりながらも対話することでうまれる温かさやパワーになることも実感した。

人間は白黒ハッキリさせたくなる生き物だから、どこか攻撃や分断はあるものと思うことに疑問になっていた…それぞれできることを活かし合い凹凸を埋め合う関係性は難しいのか…本やnote、オンライン配信など、沢山のことばがもやもやから救ってくれ、人の言葉に傷つきながらも、人の言葉に癒された。

物事に正しさや100%の答えなんてなくて、ゆらぎながら迷いながら進み、自分の中庸を見つけていく。人間100%理解する、わかり合えることは難しく、それぞれの真ん中の中庸も違うからこそ関わったり、重なったりすることが楽しい。
対話していくことで、鼓舞されたり、共感したり癒されたり、力になっていくとわかる1年になった。

現状と挑戦

去年より全身の痛みも、頭の動きや混乱も幾分減ってきたかもと感じている。だけど、眩暈も痛みも倦怠感も無くなることはなく、低気圧にも潮汐力にも弱い。(月に弱いと発見した時は驚いた笑)
週の半分は横になって過ごし、週に5~10時間働くのもやっとで、立っている事が10分しかもたない私の体はいつまで動くのか…このまま今の生活は続けられるのか…この疑問は拭えない…

しかし、病気があろうがなかろうが、誰もが壁にぶち当たり、どうにかしようと立ち向かい、もがきながらも進んでいる、辛さのかたちは違えど、誰にでもその人の壁があるものだという考えも強くなった。

他人には不自由で弱者と感じられていても、それがイコールで不幸なのではなく、幸せもまたその人によって感じ方がある。
お金も車も名乗れる名声も何もない今を、私は心穏やかに、焦ることなく花や木々を愛でながら過ごせる時間があることに人生で一番豊かだと思えている。

いろんな感情のなか、看護師であり患者でもある自分にだからわかること、できることがあるのではと感じ、2022年まで受験資格があると知った公認心理師になろうと決め、試験に必要な現任者講習を修了した。

コロナにならなければ、数日間講義をうけに本州に通わないといけないが、今年から30時間オンライン講座が開始。1日に8時間も椅子に座って過ごすことができないため、私にとってオンライン講座はチャンスだった。終わらすのは大変さもあったが、久しぶりの勉強は楽しく、講義は自分が大切に感じていることを深く掘りさげていく作業のようでとても面白い世界に触れられた。

10、11月は我慢できず今しかないと旅にも行った。東京に1年も行けてないのは驚くけれど、富山、名古屋、大阪の旅も楽しみ、毎度普段はみられないアートにも触れられた。やはり旅は今の自分が見えて、とても良いきっかけになるもので大切な時間だと改めて思った。

今年の1年は何もしてなかった…ようで、振り返ることで、気がつかないうちに動き、新たに知ること、改めて気がつき深めた豊かな時間を過ごせていた。

来年もわからない未来を楽しんで、想像を越える未来になっているように。
今の自分で何ができるか、自分が感じた違和感に素直に、今を大切に考えながら動いていられる自分で在るように願って。

2020おわり。何事も自分次第。日々邁進。

今年も一年お世話になりました!
来年もよろしくお願いします!

【来年やっていくこと】

・2年ぶりに運転再開
・長沼、道東、長野、黒磯、四国に行く
・ライブ、フェスに参戦。音楽を楽しむ
・公認心理師の国家試験合格へ
・こんな病気があるんだと伝えていく
・効果あるかもしれない治療にチャレンジ
・心にも体にも素直に向き合う
・ことばや対話を大切に
・頑張らないことを頑張る

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