メモ(2023年9月30日土曜日)

オルガンの練習をしたあと、ブラインドの掃除の手伝い。薄汚れと思っていたけど、なかなか汚れが落ちないのと、数がたくさんあるので、また後日、手が空いているときにでもやること。

たまたまヴィオラ・ダ・ガンバの発表会をしていたので、最後の数曲を聞かせてもらった。トラヴェルソとガンバとチェンバロでバッハのフルートソナタを演奏していた。この聖堂でフルートを聴くのは初めて。トラヴェルソならではのやさしい音色が聖堂に響いて、単純にうらやましかった。学校に入学して以来、フルートに触る時間がなくなってしまったことは悲しいし、悲しいことを思い出さないほど忙しいこともあるけど、ふと「もし続けていたら」を考えてしまって、やはり悲しくなってしまった(仕事をしつつとはいえ、それ以外の時間をほぼフルートの練習に使っていたくらいには、熱心にやっていたので)。でも、仮にフルートを続けていたとしても大した進歩はないだろう、オルガンだって弾けるようになっていないのだから。あとでトラヴェルソの方に声を掛けたら、「実は、演奏中に他の楽器の音が聞こえてこなくて・・・」とおっしゃっていた。会衆席にはすごく良い感じで聞こえていたので、驚いた。

晩課は「久しぶりに歌でやる」と言われた。ずっと「教会の祈り」を唱えていたのだが、コロナ前までは歌でやっていたそう。なので、3年ぶりくらいにラテン語の歌で晩課をやるとのこと。明日10月1日は年間第26主日なのでその前晩の祈りに加え、10月はロザリオの月なので、Ave Maris Stella(めでたし、海の星)など聖母マリアをたたえる賛歌なども歌った。マニフィカート、久しぶりに歌った。練習しなくては・・・。私の場合は何も知らないところから入ったので、最初に日本語での晩課に慣れることができたのはよかった。

ミサでは世界平和など比較的大きなことを祈るけど、晩課は個人的なこと、特に大切な誰かのために祈るので、とても心温まる。そんなわけで、晩課に出ると心の故郷に帰ってきたように思う。