最近どうですか?(セルフインタビュー)

< 2024年3月 ひとりで対談 >

中村A:最近どうですか?

中村B:人形劇にハマりました。

中村A:人形劇…興味ないかも。

中村B:新宿駅のキャラメルゴーストハウス前。マリオネットとバイオリンのユニットを見かけたのがきっかけでした。美女と野獣の主題歌でした。まさか新宿駅で感動するなんて。誰も思わないです。調べてみたらマリオネット奏者がフランス人のDidier(ディディエ)というひと、バイオリニストが永野綾沙というひとでした。ものすごく心が踊りました。新宿とのギャップが良かったのかもしれません。神楽坂で見たら素通りしていたかもしれない。反対に、バスタ新宿前でエグザイルカバーを披露していたツーブロックファミリー、神楽坂で見つけていたら、心底惚れていたかもしれない。

中村A:小学生の君がお小遣いをためて初めて買ったCD、清木場時代のエグザイルベストでしたね。

中村B:そう、そのあと、人形劇で検索したらプーク人形劇場という古くからある劇場が出てきて、翌週にはそこの公演を見に行っていました。新宿駅から徒歩10分、そこはもう東京でない空気でした。玄関がカフェテラスになっていて、外国人が楽しそうに会話をしている。その上をカラスが数羽、屋根を棲み家にしている。玄関を通ると、さらに別の空気が流れていて。受付のひと、売店のひとを、きっと僕はこの先忘れることはないと思います。この人たちの仲間になりたいなと思いました。

中村A:へぇ。

中村B:そのまた翌週に下北沢人形劇祭というのが開催されて。3日目のパペットスラムを観に行ったんですが、こんなにも面白いものかと。衝撃を受けました。この人たちに並びたいなと思いました。数年後に第2回が開かれるみたいなので、これから僕も人形劇を始めて、この舞台に関わりたいなと思いました。それから僕は毎週、骨董市を巡る事になります。有楽町国際フォーラムの大江戸骨董市、上野さくらまつり骨董市、赤坂アークヒルズの蚤の市。来月は新井薬師骨董市と青山古市に行く予定です。人形劇のヒントを探すのです。

中村A:発表形態は?

中村B:YouTubeとTikTok。尺は30秒〜2分程度。いま20話くらいまで設定と音楽を決めました。あとはセリフを考えたら撮り始めます。

中村A:音楽は自分で作るの?

中村B:作れたら良いんですけど…。著作権フリーの音楽を探すのが楽しくて楽しくて。ただ、人形劇発表の前に久しぶりに音楽を作って載せたいと思っています。

中村A:たまには友達と遊んだら?

中村B:最近会話に飽きました。イワトビペンギンも、あのトサカのような羽毛に飽きた頃だと思うのです。それちょーだい。


【予告編】


【コマ撮り】

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