Funds とエンジニア
この記事は Funds Advent Calendar 2021 22日目の記事です!
はじめまして、Funds でサーバサイドエンジニアをしております田邊(@emaggame)です。
わたしは昨年 2020年 06 月 22 日入社ということで、ちょうど 1 年半経過しました。区切りがいいのと、Funds 社所属エンジニアがどのように日々働いているかもあまり外に出ていないので、これまでを振り返ってみたいなと思います。
入社まで
CTO の若松さん に 2020 年 3 月末にカジュアル面談でもどうか、と声をかけてもらったのが Funds 社およびサービスを知ったきっかけです。
それまで金融関連に触れたことはなかったものの、これはぜひ関わりたいサービスだ、と直感した記憶があります。
入社直後
Funds はわたしがはじめて関わったスタートアップです。
スタートアップの働き方についていけるのだろうか、みんないいひとそうだけど実際はサバイバルな環境なのでは、と入社まで不安に思っていました。果たして、それは杞憂に終わります。
当社にはわたしの所属するプロダクト開発部以外にも事業開発部、カスタマーリレーション部、リーガル・コンプライアンス部などなど、さまざまな部署がありますが、それぞれのキーメンバーから手厚いオンボーディングを受けました。
もちろんこのオンボーディングだけですべてを把握できるわけではありません。が、こうした時間を設けられていることそのものにも意義があるとわたしは思っています。
スタートアップは熾烈なサバイバルがある、と漠然と妄想していたことは正確ではありません。サバイバルが必要なのは市場に対してであって、社内ではまとまる必要があるのだ、と当たり前のことに気づかされました。これは当社が金融関連商品を扱うから、というのも多分にあるのかもしれません。当社のバリューにコンプライアンス・ファーストが残ったように、スタートアップとしてのスピード感と同じかそれ以上に、堅く進めていく部分は決しておろそかにしてはいけません。そのためにはどんな些細なことでも相談できる文化が必要です。オンボーディングを通してキーメンバーを把握できましたし、ありがたいことに自分のメンターを引き受けてくれたメンバーもいらっしゃいました。
誰しも入社直後は手探りが続き、土地勘を得るまでには多少の時間はかかるものです。わたしが以前していただいたように、今後入社される方へのガイドは手厚くしていきたいと思っています。
大きな機能を作る
いくつか簡単なバグ取りや機能実装をしておおよそのアプリケーションの作りがわかったあたりで、大きな機能実装をしてみようとなりました。
Funds では口座開設後、指定の入金口座にお振込みいただくことでファンドの投資に利用できるデポジットに充当されます。
ここで、新たにメルペイ残高で投資できる機能の開発にたずさわりました。
この機能の実現には、既存のデポジットによる決済機能の維持・メルペイ社様との連携含めて検討事項も多く、なかなか難産でした。
ファンドが公開され、すぐに募集額達成となったときには大変うれしかったことを覚えています。
いろいろ手を出し始める
開発にも慣れてきて多少回りが見えるようになってきたあたりで、サーバサイド開発だけでなく、いろいろな役回りもできるようになってきました。
リリース
データ集計依頼対応
仕様問い合わせ
突発的な障害対応
…
実際に手を動かすことで見えてくるものがあります。
たとえばリリース。Funds ではエンジニアが持ち回りでリリースを実施していますが、やってみるとなかなかめんどうな手順を踏んでいることがわかりました。リリース手順、とひとまとめになっている部分をばらして他のチームにお願いしたり、不要な手順の削除、 仕組みの改善なども行うことで(例: DB マイグレーションの自動化)、エンジニアであれば誰でもリリース作業を行える水準になっています。チームのみなさま、いつもありがとうございます!
データ集計依頼対応はマーケ施策などで利用するデータの提供です。ただ、エンジニアに依頼する関係上、提供までに少しお時間をいただくことになります。これについてはデータが欲しいひとがすぐに取り出せるような、データの民主化を進めていきたいと考えています。なかなか道は険しそうですが!
トラブル発生時のチームワーク
わたしのことだけでなく、Funds のチームワークについてもお話させてください。
サービスを展開する上でトラブルはつきものです。
投資家のみなさまの大切な資金を預かるうえで、細心の注意を払ってシステム構築を行うことは大前提ではあるものの、コミュニケーション齟齬や考慮漏れなどさまざまな原因により、トラブルを 100 % 発生させないことは不可能です。
わたしもこれまで数件のトラブル対応をしたのですが、毎回思うのは Funds 社のチームワークのすばらしさです。
トラブル発生時、考えるべきことはたくさんあります。検知後の事象確認、影響調査と復旧方法、お客様へのアナウンスなど、1 部署だけですべてをカバーするのは困難です。
コロナ禍の影響で多くの社員がリモートで業務を行う中、各関係者が部署をまたいで自律行動し、同時並行でやるべきことを進め事態の解決までに向かうさまは、当事者(かつ不謹慎ながら)感嘆してしまいます。
安心して背中を預け自分がやるべきことに集中できる、そんな良いチームです。
さいごに
ふと、メインで開発されているサーバサイド実装の最初のコミットログの日付を見たら 2017年12月16 日でした。もう丸 4 年作り続けられていることになります。今後も新たなビジネス展開が計画されており、タイムリーにリリースできるよう 持続可能な開発 が行えることの重要性は増すばかりです。
ミッションである "未来の不安に、まだない答えを。"入社前は漠然としたものでしたが、これを地でいっている、と最近特に感じています。
やりたいことは山積みです。もしご興味あれば以下に現在募集中のポジションをご覧いただければ幸いです!
では引続き Funds Advent Calendar をお楽しみください!
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