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【大学受験】志望理由書を書こう! 作成編⑦ー志望理由書の中身 その1

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 前回まで、志望理由書のパターンを見てきました。今回からはいよいよ(何度目?(笑))志望理由書の中身に入ります。


■志望理由書に「絶対的正解」はない

 最初にこれだけは伝えておきたいのですが、志望理由書に「絶対的な正解」というものはありません。つまり、「このように書けば必ず合格する」という文章があるというわけではないということです。

 これまでのnoteでもまとめてきたように、受験生が無数に存在する一方で、大学・学部も多種多様に存在します。よって、その様々存在する両者を結びつける「志望理由書」も本当にバラエティに富んだものとなるからです。

 しかし、そうはいっても、読み手にとって読みやすい、理解しやすい、共感や興味を持ってもらえそうな、つまり「好感の持てる志望理由書」は存在します。

■好感の持てる志望理由書とは

 志望理由書こそ、読み手に自分の考えを明確に伝える文章でなければならないことを考えると、「読み手ファースト」でなければならないと言えます。

 つまり、決して独りよがりの文章になってはいけないということです。読み手がスムーズに文章を読み進められ、一読で内容を理解できるよう、筋道立った、論理的に滑らかな文章が求められます。

 ではどのような文章が読みやすい文章といえるのでしょうか?

■読みやすい志望理由書のアウトライン

 それは、以下の①〜④のような流れを持つものとなります。

①将来の夢や目標を書き、「それを達成するために◯◯大学◯◯学部への入学を希望する」という、まさに志望理由そのものを述べる

②なぜ①のような夢や目標を持つようになったのかについて、自分の体験と社会の現状を述べる

③①のような夢や目標を実現するために、大学でどのようなことを学び、主体的に取り組みたいかを具体的に述べる

④①〜③を受けて、社会の問題と結びつけられた自分の将来像に触れつつ、◯◯大学◯◯学部でなければならない理由を述べてまとめる

 もちろん、上記の①〜④の流れこそが正解だ!というわけではありません。一つのパターンだと思ってくださいね。

 文章作成が苦手だ、そもそも何をどのように書いていいか分からないという生徒さんは、ぜひ参考にしてみてください。

 さて今回はこのくらいにして、次回は上記の①〜④を用いて志望理由書を作成する際のポイントについてまとめていきます。

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