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【大学受験】志望理由書を書こう! 作成編⑩ー自己推薦書はどう書く?

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 今回は、自己推薦書には何を書いたらよいのか?ということをまとめていきます。


■自己推薦書とは

 大学によっては「志望理由書」ではなく、「自己推薦書」の提出を求めるところもあります。その内容は、基本的には志望理由書と変わるところはありません。しかし、強調する点に違いがあると言えます。

 まず「自己推薦」について。日本人的な感覚からすると、「自己」を「推薦」するなんて、とてもじゃないけどできないです…、私は誰かに誇れるような素晴らしい業績も、特技もありません…と、途方に暮れる生徒さんは非常に多いです。

 しかし、自己推薦書は、そのような誰も成し遂げたことのない実績があるとか、誰もが驚く賞を受賞した経験があるとかだけが重要だというわけではありません(もちろん、そのような実績があれば書くべきですよ〜!)。

 大学側が知りたいのは、「大学側が求めている学生像」に、その人間がふさわしく、ぴったりと合致しているのかどうかだということを思い出しましょう。

 ということは、自己を推薦するにあたっては、大学側が求める学生像を示すアドミッション・ポリシーを満たしているかどうか、つまり大学側が求める素質や能力を、自分のこれまでの生活や活動の中から適切に見つけ出していくことが最重要なのです。

■自己推薦書作成の際のポイント

 自己推薦書を書くときのポイントは、自分の特徴・適性を客観的かつ多角的に評価することと、まだまだ未知の可能性や伸びしろがあることを感じさせるような、柔軟な姿勢を示すことです。

 例えば、「自分は貴学が求める学生像にぴったり合うような、〇〇や〇〇といった体験(ここは部活動などの課外活動や習い事といったものでももちろん大丈夫!)や素質を持っていると考えるのですが、まだまだ発展途上の未熟な人間でもあります。貴学での学びを通してもっともっと視野を広げ、多様な価値観に触れることによって、さらに成長していきたいです!」…みたいな感じです。

 大学側は、あまりにも完璧に主義主張が凝り固まっている学生よりも、他者の意見や価値観に真摯に耳を傾け、それを理解するように努める学生を求めていると言われています。そうでないと大学教育の意味がないですからね。

 つまり、もちろん自分の確固たる考えを持つことも大事ですが、良いと思うならば他者のそれを参考に、あるいは取り入れて、自分の考えをより良いものへと練り上げていくことができる学生、主体的にそのような状況に突き進んでいくことのできる学生を、大学側は求めているのです。

■まとめ

 自己推薦書も、基本的には志望理由書の内容とさほど変わりはありません。しかし、上記にまとめたように、志望理由書よりも強めに大学側に自己主張していくものになると言えます。

 

 

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