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【大学受験】志望理由書を書こう! 下準備編 大学研究⑦ーアドミッション・ポリシーその1

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 前回まで志望理由書を書く下準備として、大学の「売り」に焦点を当て、それぞれの特徴で人気のある大学を取り上げ、まとめてきました。

 さて今回は、まだまだ、まだまだ大学研究が続きます(笑)。総合型選抜入試や学校推薦型選抜入試を考えている方にとって、志望理由書を書くうえで絶対に外せないもの、それが「アドミッション・ポリシー」です。

 ここでは、アドミッション・ポリシーを説明する前に、近年の大学改革の概要について簡単にまとめます。


■大学の掲げる3つのポリシー

 大学改革とは、2004年にそれまでの国立大学が法人化されたことに伴う様々な改革のことをいいます。改革自体は否定的に評価されることが多い(端的にいうと大失敗)のですが、それはさておき…。

 この改革の一環として、すべての大学に「学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」、「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」、そして「入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)」の策定と公表が義務付けられるようになりました。

 この3つのポリシーについて、文科省ホームページを参考にまとめます。

■ディプロマ・ポリシーとは

 各大学がその教育理念を踏まえ、学生がどのような力を身につければ学位を授与するのかを定める基本的な方針のこと。

 つまり、学生の学修成果の達成目標となるものといえます。

■カリキュラム・ポリシーとは

 ディプロマ・ポリシーの達成のために、どのような教育課程を編成し、どのような教育内容・方法を実施するのかを定める基本的な方針のことです。

■アドミッション・ポリシーとは

 各大学が、その大学・学部の教育理念、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づく教育内容等を踏まえ、入学者を受け入れるための基本的な方針を定めたもので、受け入れる学生に求める学修成果を示しています。

 上記の3つのポリシーのうち、受験生にとって最も重要なのは最後のアドミッション・ポリシーですね。

 今回はここまでにして、アドミッション・ポリシーについては次回さらに詳しくまとめていきます☆


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