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【大学受験】志望理由書を書こう! 下準備編 大学研究⑨ーアドミッション・ポリシー その3

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 前回はアドミッション・ポリシーの重要性について簡単にまとめてみました。

 今回は、具体的な大学のアドミッション・ポリシーを参考にしながら、どのような点に注目したらいいのか、また、どのように自分の志望理由書に活かせるかということについてまとめていきたいと思います。


■慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) 総合政策学部のアドミッション・ポリシー

 人気の高い慶應SFC 総合政策学部のアドミッション・ポリシーを見てみましょう。引用の下にリンクも貼っておきます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」を重視する学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍することを期待します。したがって、入学試験の重要な判定基準は、基礎学力に裏付けられた、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんなことに取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。

慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)ホームページより


■アドミッション・ポリシーのどこに注目するか?

 上記のアドポリにはポイントが3つあります。まず一つ目は、冒頭の「実践知を理念とし、『問題発見・解決』を重視する学生を求めます」この部分ですね。
 
 机上の空論ではなく、社会に存在する実際の問題を見つけ、地に足のついた解決策を主体性に考え、実践していく。そんな学生を総合政策学部は求めていることが分かります。

 これを踏まえて次に重要なのは、「入学試験の重要な判定基準」、この部分。「基礎学力に裏付けられた、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無」。簡単にいうと、自ら新たに考え、それを実際の行動に移す力をもっているかどうか。それが判断基準になるということです。

 そして、以下の部分も重要です。「『SFCでこんなことに取り組み学びたい』という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲」。つまり、具体的に学びたいこと、切り拓きたい分野が明確にあるということですね。

 実際の志望理由書を書いていく際は、上記の3つの点に必ず触れる必要があります。逆にいうと、この3つを軸として志望理由書に書く内容を組み立てていけばよいというわけです。

 もちろん実際の志望理由書はそれだけでは足りませんので、このあとのnoteでより詳しくまとめていきたいと思います。

 

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