【大学受験】志望理由書を書こう! 作成編⑤ー志望理由書のパターン その2
皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。
前回は「志望理由書のパターン その1」として、わりとシンプルな形の志望理由書を見てみました。
今回はもっと複雑な、というか、複数の項目に分かれ、書くべきことの多い志望理由書を課す大学・学部について見ていきます。
■具体例:国際基督教大学(ICU)
リベラルアーツ教育、英語教育でも取り上げた国際基督教大学。根強い人気がありますよね。ここの志望理由書は3項目あり、その内容も単に志望理由だけにとどまらず、多岐にわたります。
上記のリンク先に、2024年度総合型選抜入試における「出願書類」をダウンロードする箇所(所定用紙ダウンロード)があるのですが(ここでは英語外部試験利用のものを取り上げますね)、そこに「入学願書②ー1、②ー2」とあり、それが志望理由書です。ICUの場合、A4サイズに2枚分を手書きをすることになります。
さて、その志望理由書ですが、何を書かなければならないかというと、以下の3項目です。
①ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいかをその理由を含めて述べてください。
②あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。
③あなたはICUの学生としてICUの理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。
純粋に「志望理由」なのは①だけで、②と③は課題エッセイといってもよい内容ですね。
■複数項目のある志望理由書の注意点
ICUに代表されるような複数項目タイプの志望理由書で気をつけたいことは、ズバリ全体のまとまりです。
各項目にまったく同じことを繰り返し書くのはマズいということは分かると思いますが、まったく関連がないことをたくさん盛り込むのもNGです。
根底にある方向性や軸となる考えが、各項目の中にちょこちょこ顔を出すくらいの関連性や統一感が必要です。
さて今回はこのくらいにして、次回は一般的な志望理由書の具体例な内容についてまとめていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?