不妊治療#3 度重なる失敗、そしてまた0からのスタート
3回の体外受精(顕微授精)の失敗が確定した。
3度目ともなると、涙は出なかった。1,2回目の経験を振り返ってみようと思います。
はじめての体外受精
体外受精を開始した時、ステップアップして最後の砦としての選択なので、当然すぐに子供を授かると思っていた。
初診を終え、甲状腺を正常値に戻すため1か月別の病院で治療を受け、ようやく開始の月、レトロゾールを飲み、胚胞の成長を2回確認し、いざ採卵。
次の日、進捗状況を知らせるメールが届いた。
体外受精、成熟、正常受精、3日後に移植予定。
受精??嬉しい!!受精したことがとっても嬉しかった。
このまま移植して、その月に妊娠確認できる!そう思った。
3日後、移植できる状態であれば午後に通院とのことだったけれど、通院案内が来ない。
「ん?」おかしい。
培養士と電話すると、「卵の成長が遅いので本日移植できる状態ではない」とのこと。
そんなことあるんだ?と呑気に考えて、胚盤胞移植に切り替えもう数日待つことにした。
5日後、「培養していた卵は、移植できる状態まで育ちませんでした。次の予定は採卵です。生理3日後にお越しください」という案内が届いた。
ん?育たなかったってどういうこと?何が悪かったの?というかこれで体外受精は終わり・・・?
体外受精をすれば高い確率で妊娠できると甘く考えていた私にはあまりのショックで、まだ妊活が続くのか…と悲しみに暮れた。
2回目の体外受精(顕微授精)
2回目は、1回目から数か月たち、体外受精失敗のショックから立ち直ったころ、タイミングではやはり妊娠しないので、再度行う決心をした。
夫の仕事の都合上、当日に精子を持ち込むことが難しかったので、今度は顕微授精を選択した。
今回からはクロフェミンを使用した。
「胚胞が3つありますね!」
卵胞刺激の効果で3つの胚胞が十分な大きさになっていた。
採卵の日、麻酔なしでの採卵で3回針を刺されるのは結構苦痛だけれど、卵が一杯できて可能性が高まることが嬉しかった。
採卵後、休憩室で休んでいると看護師さんが結果の紙を持って来てくれた。
「採卵数:1」
なんで?!
培養士さんから、3つのうち2つは空砲だったと告げられた。
そんなこともあるんだ。。。
また1つの卵の成長を待つことにした。
3日後、今度は4細胞に成長した受精卵の分割胚移植が決まった。
「やったー!!」
移植して、卵の写真を貰い、あたかも妊娠したかのような喜びに満ちた。
10日後の妊娠確認検査。血液検査を行い待合室で待つ。
hcgの数値が100を超えていれば妊娠している可能性が高いと、ネットで調べてきていた。
番号が呼び出され、診察室のないフロアが提示された。
あれ?診察しない、、ということは。
案の定、「今回はだめですね」の説明と、hcg 0の血液検査の結果を受け取った。
病院から帰るまで、涙が止まらなかった(マスクがあってよかった)。
3回目の体外受精(顕微授精)
気を取り直し、3回目の体外受精(顕微授精)に臨むことにした。
1回目、2回目の結果を見て、体外受精・顕微授精には多くのステップがあり、ぬか喜びはできないことがわかっていた。
今回も3つの胚胞が育ったけれど、採卵数は1つだった(そもそも、毎回卵1こしか採れないのはどうなんだろ?20個くらい採っている人もたくさんいるのに)。
結果を貰った時、2回目と違ってそんな気がしていたので、冷静に受け取った。培養士や医師に要因を聞いたけれど、やはりタイミングの問題と明確な回答は得られなかった。
採卵後、受精の連絡。正常受精。
今回は胚盤胞凍結の予定だったので、1週間後に凍結確認の連絡が来ることになっていた。
そして今日、連絡の日。
もうわかってるんだ。卵が育たないことがあるのはわかってるんだけど、どこかでどうしても期待してしまう。
ただ現実は厳しくて、培養中止の連絡が来た。
なんかもう、疲れたな。
がっかりすること、ショックを受けること、期待してどん底に落ちること、理由がわからないこと。
年齢は30、週1-2回ジムに行き、週末は10,000歩以上歩く。タバコ吸わない。お酒も辞めた。コーヒーもデカフェに変えた。
何がいけないんだろう。
また振り出しだ。毎月の振り出しに戻される。辛くてやめてしまいたい。
けど辞めたら可能性が0になってしまうからやめられない。
そしてまた生理1日目がすぐに来るから次はどうするか考えなければ。。
転院するかも視野に入れつつ、また頑張ります。
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