マスクを外す時が来た。
コロナが五類になる前からマスクを外した。
国がマスク着用をそれぞれの見解に任せると伝えられた日から。
「なんか感じが変わった?」
「髪型、また変わった?」
マスクを外してから言われた印象の数々。
それは何を意味するのか。
相手に深堀りするのは不毛である。
そう。
マスクで楽をしていた顔とはオサラバなのだ。
マスクで隠れていたモノとは。
マスクで隠れていたモノ。
それはほうれい線。
マスクをする前から深い線だなぁと気になっていた方からしたら、マスクはなんて優れ物なんだ!と日々喜んで付けていたかもしれない。
マスクをしていたら、笑顔を作らなくても目を細めれば笑っているようにも見える。
大きな声を出す事が良い印象ではなくなっていたコロナ禍。
話し声、笑い声も最小限。
それに伴い表情も最小限。
それでは顔の筋肉も弱っていく一方。
だから余計にほうれい線が深くなっていったのだ。
口角を外側に引く笑筋や口角を外側に引いたり口をすぼめたりする頬筋、口角からほおに走る大頬骨筋、小頬骨筋などがことごとく衰えていってしまうのである。
そうなると無表情にもなりやすく、活き活きとした若さが失われてしまう…
やはり女性はいつも朗らかで、楽しそうにしている人が魅力的であると私は思う。
マスクで隠せなくなるモノ。
ほうれい線はもちろんですが、それ以上に考えられるモノは最小限に抑えてきた表情や声です。
先にお伝えしておきますが、もともとほうれい線は、頬と口もとの「境界線」なので、完全に消すことはできません。
まずは"消す"という概念ではなく、"目立たせなくする"ことを念頭に置いてみてください。
消すことは出来ない。そして隠せなくなるからこそ、まず出来ることから始めるのです。
話は戻りますが、マスクで隠せなくなるモノ。
それはやはり表情や声であると考えます。
コロナ禍の3年間でソーシャルディスタンス、必要以上に声を出さない、向かい合わない、などのコミニュケーションを取りすぎなくてもよくなってしまったこと=表情筋を動かすことが減る
大声を出さない、笑わない、ということで口の周りの筋肉である口輪筋(こうりんきん)が衰えていきます。すると口を開け閉めする力が弱くなり口角が下がってほうれい線が一層目立ったり、同時にマリオネットラインが目立つことがあります。これは「二重ほうれい線」と呼ばれることがあるものです。
お肌の老化だけが原因なのではなく、マスクのせいで失われた表情や声により、育ってしまったほうれい線でもあるのです。
隠せなくなるモノ。
それは、ほうれい線だけではなく、今まで抑えられてきてしまった表情や声もあげられます。
変わらない表情ではいられなくなります。
人に与える印象を取り戻していかないとなりません。
マスクがもたらしたモノ。
それは残念なモノばかりではありません。
目元の華やかさを演出するために、まつ毛カールやまつ毛エクステ、さらにはアイブロウラッシュリフトなど様々な技術が豊富になりました。
涙袋のメイク技術など、マスク生活だったからこそ浸透したメイク技術ではないかと思います。
つけまつ毛やカラーマスカラなどのアイテムの種類も豊富になりました。
歯科矯正に勤しんだ方もいらっしゃるでしょう。
マスク生活だったからこそ、チャレンジ出来ることもたくさんあったと思います。
様々な技術のおかげで美しくなったのに、いざ外すとなった今、表情や声の華やかさ、乏しくなっていませんか?
せっかくの美しくなったお顔が台無しです。
美しくなったお顔を、さらに魅力的にする為に。
マスクがもたらしてくれたチャンスを活かす為に。
まとめ
マスクがもたらしたモノ。
それは隠してくれたモノや失ったモノ。そしてマスクのおかげで生まれたモノもある。
3年もお付き合いしてきたマスク。
これからも使うコトはあるであろう。
しかし外す時が来たのである。
どんな人でも、笑っている時はほうれい線は目立ちます。
ほうれい線が目立つからといって、笑わない方が素敵なのであろうか?
無表情な顔は魅力的なのであろうか?
大きな口を開けて楽しそうに笑う姿を見て、「ほうれい線が目立つから老けてる」なんて誰が思うであろうか?
楽しそうな姿は見ている人に元気を与えます。そしてよく笑うことは表情筋が動く回数が増えて鍛えられるのです。
そして、笑うことはストレスが解消されて血行が促進されたり、活性酸素も減少します。
さらにさらに!
笑いには免疫力アップや自律神経を整える効果もあるのです。
もちろん目立ったほうれい線を笑顔で消すことは出来ませんが、暗い気持ちでいるよりも改善する可能性は高まります。それは心や体やお肌が健康な状態に向かうから。
だから笑うことは、ほうれい線ケアだけではなく、美肌や身体のアンチエイジングにもよいのです。
実際、大阪で笑いをがん治療に取り入れる臨床研究も始まっているくらい注目を浴びているそうです。
隠すケアではなく、活かすケア。
歳を重ねるのは皆同じ。
それなら楽しく、人にも元気を与えられる生活を送ること。
一緒に目指しましょう!