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SixTONESがくれた奇跡とオタクの話(こっから始まんだ)


 今期いくつか見ているドラマがあって、その中でもよくできているなと思うのが『だが、情熱はある』。2004年のM-1のことはよく覚えている。クラスの同級生と昨晩のM-1のネタで盛り上がった。私は高校2年だった。その当時の山ちゃんや若林のことを知っているからこそ、彼らの自分史を今をときめくアイドルたちが見事に演じ切っていることの感動が令和5年の今、全く関係のない一視聴者である私の胸を打っている。

 と言ってもこのドラマをちゃんと見たのは7話になってからだ。なんとなくTVerで観た。おすすめに上がってきたからだった。最後に流れたエンディングが小気味良い映像と相まって耳にとまった。creepy nutsあたりか?と思ったら、それはSixTONESだという。すぐにMVを観に行った。リピートした。作曲者の情報も調べた。曲がいい。アレンジがいい。歌詞も強い。私はすっかりその曲にハマってしまった。

 さて前置きが長くなったが、先日私の「こっから」の感想ツイートがあり得ないくらい伸びたという話である。

 
   このなんてことないつぶやき。「Twitterとはつぶやきだ」という至極当然の事実を体現したとも言えるこの他愛ないツイート。CDTVでの「こっから」がただただ「良かった」という感想を述べただけであるのに、そこから1日半、通知が鳴り止まないという不思議現象が起きた。携帯の電池がいつもより早くなくなった。一般的な「バズる」というには程遠いが、普段誰も見ていないようなアカウントでひっそり好き勝手やっていただけだった私にとっては、貴重な大バズりの体験となった。

 こうなったらアナリストとしてのアカウントだし、せっかくスト担さんの目に触れたわけだし、ここはSixTONESとパーソナルカラーを掛け合わせたことをやってみようと思いついたのが「SixTONESパーソナルカラー分析」。やってみようかなと呟いたら、これにもまた多くの反応があった。楽しみにしています!なんて言葉や、私はこうだと思ってるけどどうなんだろう?と言ったコメントも頂いた。みんな意外と気にしてるんだ。これは私にとって大きな発見だった。

 私は素人時代から、好きな芸能人に対してこの人はナニべだろう?と考える癖があった。そしてそれはプロになってから「正しい感覚」を理解する上でとても良い訓練になっていたとも思う。しかし大半の人は芸能人がナニべかなんて気にしていないし、そもそも芸能人などに熱を上げない。パーソナルカラーなんてそんな占いみたいなの気にしない、と嫌がる人もいる。実際は占いではなく色彩学の話なのだが、少々窮屈な印象になってしまうのは否めない。そんな中で私が昔からパーソナルカラーについて肯定的な思いを持っているのは、パーソナルカラーが究極の「自己肯定」であると知っているからだ。

 パーソナルカラーは大きくブルーベース・イエローベースに分けるところから始まるが、ブルベとイエベどちらが優れているという話ではないし、逆のグループを身につけることが悪という話でもない。事実として自分はどちらかに属し、それを知ることで自分の可能性を広げることができると言いたいだけなのだ。

 私はその効果を自分にも感じているし、メディアの中のタレントにも感じる。昔からテレビが好きだった。活躍している人の輝きを感じられるタイプだ。もうすぐ売れる人もわかってしまう。その人がわざわざパーソナルカラーを活用しているとは思わないけれど、結果として活用できていることもある。私はいつだって急に垢抜けた人の理由を知りたいし、その人の中に眠る心の自信を感じたい。 


 素敵なものには理由があると思っている。


 初めて触れたたくさんの「スト担」さんのエネルギーは、凄まじかった。私も長らくロキノン系オタクをやっているが、それとはまた違う母性にも近い、深い愛と情熱を感じる。本当に愛を持って「推し」を観ている。その人の良さを深く深く掘り下げている。自分の「好き」を極めている。

 「良さ」を見つけようとする視点と、それを全力で肯定できる力はオタクだけの特技かもしれない。「オタク」って、才能だ。私も紛れもないオタクのひとりであることを誇りに思えた。


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