【イラストでの解説】憐みは限りなく愛に近い
創作小説から抜粋
「気になるのか」ノエルはエレベーターから地下第三層へと足を踏み出した。「銃が」
「ええ、自分も少しばかり用心が足りなかったと思いまして」
その言葉はいろんな意味を含んでいた。
事件当時レティシアに案内されてラファエルや高等弁務官と対面した部屋にジュリエットはノエルとともに訪れた。
部屋の思い出にジュリエットの頭から銃のことは完全に消え去る。
レティシアはここで心を透視しようとした。それに気づいたジュリエットは激情のあまり彼女の死を望んだ。