怖い夢の話

昨日見た夢がめちゃくちゃ怖かったんだけど、夢の話するってのもどうなんだと思うし、
夢の怖さなんんて書いたとて他人には伝わらん、と思うのだが、
1日経ってもまだフラッシュバックするので、せっかくだし書き記しておこうと思った次第である。


夢の世界観は、どうやら日本らしく、山中にある旅館のような和風の建物が舞台だった。
夢の中の俺は、どうやらRPGのような感覚で、とある部屋に滞在し、いわゆる「イベントの進行を待つ」ことで、次の部屋に行こうとしているらしかった。
しかしその部屋は俺の大嫌いな虫だらけで、じっとしているだけでも恐ろしく、いつになるかわからない「イベントの進行」を待つことなどとても出来なかった。
耐えかねた俺は他のルートを探そうとその部屋を出て、屋外から先に進もうと試みた。
(山中、と説明したように外は草木が生い茂る山道だった)
しかし、しばらく歩くと道は金網に遮られていた。
それは俺の身長と同程度の高さで、よじ登って乗り越えることは容易に見えたが、
ここでもRPG的な感覚が発揮され、この先は「進入禁止エリア」だと察した俺は、やむなく引き返して「正規ルート」と思われる虫だらけの部屋に戻った。
しかし虫嫌い極まる俺にはやはりその部屋に滞在することは耐えられず、やがて全身ガタガタと震えだし過呼吸を起こしてしまった。
こうなっては正規ルートを諦めるほかなく、俺はあの金網を乗り越えて進入禁止エリアを進む決心をし、再び屋外へ出た。

そこでふと、後ろから小学生くらいの子どもがついてきていることに気がついた。
しかしここでもまた、RPG的感覚が発揮され、その子どもは「NPC」であり「同行者」だと勝手に理解が構築されたので、
俺は気にすることはなかったし警戒もすることはなかった。

そして件の金網の前についた俺の頭にふとよぎった考えは、

「この同行者の子どもは金網を通ることができるのか?」

というものだったが、またしても発揮されるRPG的考えから、
「NPCは進入禁止エリアには入れないため、金網の前でおかしな挙動を起こしたあと、同行状態が解除される」
だろうという謎の確信のもと、


金網を乗り越え、


先へと進んでいったのだが、


突如、


その子どもは、


大声で奇声を上げた後、


筋骨隆々の黒子へと変貌し、


猛スピードで俺を追いかけ、


捕らえて地面に押さえつけ、


そこで夢が覚めた。


ゲームの禁を犯した俺は、いい歳して「夢でちょっと泣く」という罰を受けたのであった。

しかしなぜ黒子。

おしまい。

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