ベンディングとビブラート

皆さんこんにちは!

自分は仕事柄、まだ通勤しているのですが、夜に飲み屋がやっていない!カラオケ屋もやっていない!これはストレス溜まるよ(笑)。

という事で、今回はビブラートとベンディング(チョーキング)の説明です。

ギターの奏法で、最初に覚えるのが、この2つかと思います。これを学ぶ時は、通常ベンディングから入ります。

ベンディング

チョーキングと、日本で言われていますが、海外では通じません。ベンディングと言います。
弦を引っ張って、本来のフレットの音階から半音(1フレット分)または全音(2フレット分)高い音まで引っ張り上げる奏法です。

かつては、非常に難解なテクニックとして扱われていました。現在と違って弦が太くてテンションが高く、握力が必要だったからだそうです。
しかしながら、スピードのある速弾きに入れられてしまうと、瞬時に目的の音に到達しなければならないため、なかなか「思っているよりもできていない」場合も多いです。弾いている時は余裕だったが、あとで録音を聞くと凹む奏法の上位でもあります(笑)。

練習方法は地道なものです。

1) まず、薬指で3弦7フレットを押さえます。
2) 弦を弾き、その薬指を8フレットまでスライド(横に滑らせ)します。この音を覚えておきます。
3) 1)のポジションに薬指を戻し、2)で聞いた音になるまで弦をベンディングします。
4) こんどは、1の状態に戻したあと、弦を弾いて薬指を9フレットまでスライドします。今回もこの音を覚えます。
5) 1)のポジションに戻し、4)の音になるまでベンディングします。

3)は「半音チョーキング」、5)は「全音チョーキング」と、よく言われます。

これをやる上で重要なポイントは、以下の二つ。
複数の指を合体させて、「一本の指であるかのように」ベンディングする
・(ドアノブを回すような感じで)「手首で回す」


また、「敢えて手元を見ないで、音に集中する」事で、音が上がりきらない事態を防ぐ事ができます。よく、黒人のブルースギタリストが、しかめっ面だったり目を瞑ったりしてベンディングをしているのを見ますが、これが目的だったりするようです(決して格好つけている訳では無いのです(笑))。

(指先ではなく)手首を使って行う理由については、このあと説明するビブラートに応用させるためです。

ビブラート

次はビブラートです。
上で説明したビブラートを、小刻みに行い、ベンディングした状態と戻した状態を繰り返し、音が「揺れている」状態を作ってください。
指先でベンディングしていると、これは上手くいきません。手首で行う事によって、スピードも音の「揺れ幅」も、自由にコントロールできるのです。

この奏法、初心者程重要性がわかりません。
ところが、この奏法の完成度によって、「ただ弾いているだけ」と「プロっぽい音質」の差が生まれるのです。

実際、録音して聞くと、驚く程クオリティに差が出ます。弾いている時点では気が付きにくいものなのです。

ここでは、「音の揺れ幅が一定」である事に拘りましょう。半音なら半音、全音なら全音、といった感じにです。

「録音すると、ビブラートできていない」「音が揺れていない」と言う人は、「(ギターを持たずに)カラオケなどで歌を歌う時もビブラートをかけて」みましょう。「そんな精神論的な話?」と思われるかもしれないのですが、これはミュートと同じで、半ば癖にするくらいでいいと思います。

また、ブルースの音源を聴くことをオススメします。ゲイリー・ムーアのブルースのアルバムが、個人的には大好きです。「音楽の美しさに新しさも古さも無い」と感じさせてくれます。
また、ブルースはアドリブが多いので、そちらの面でも勉強になります。

今回は以上です。いかがだったでしょうか。
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それではまた!😊

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