作曲の第1歩

皆さんおはようございます。
いよいよGWですね。ギター弾いてますか?

今回は作曲をこれからやろうと思っている皆さんだけでなく、作曲をする事によって得られるもの等についても、お話したいです。

1 作曲で得られるもの・求められるもの
2 何から揃える?
3 何から始める?

1 作曲で得られるもの・求められるもの

作曲と言うと、「いやいや、演奏もしんどいのに…」とか「才能が無いとしんどそう…」とか思う人が多いのでは無いでしょうか。

実際、自分も作曲を始めてから数年が経ちます。自分の経験則で言わせていただくと、
・脱初心者出来たら始めた方がいい
・曲は「工業製品」

何だかこうやって書くとめちゃくちゃ偉そうですね…ごめんなさい😅

まずは、「脱初心者出来たら始めた方がいい」です。と言うのも、人の曲をカバーする際でも、「ここはこうなってるんじゃないの?やっぱりそうだった!」と言う「知識」があった方がいいからなのです。
その知識は、音楽理論だったり経験から身に付くものなのですが、作曲をしていると否応でも理論も経験も身に付きます。また、自己表現の場も増えて「ただ課題曲をこなす楽しみ」に加えて「自分オリジナルを創り出す楽しみ」も味わう事ができます。

更に言うと、自分がオリジナルな訳ですから、特にアドリブを入れる所等はミスは「ミス」ではなく「アレンジ」になったりします(笑)。それによって、「ギターで立ち回れる力」「弾きこなす力」が身に付きます。

また、作曲と言うと、創作活動と言うイメージを強く持たれる方が多いのですが、昨今の作曲手法は相当発達していて、どちらかと言うと「工業製品の組み上げ」に近いです。

ガンプラを作るのを想像してください。
まず、ランナーからパーツを切り離し、部位を組み立てます。頭、胴体、腕、脚、武器…可変モデルなら、羽根とかも作らないといけません。
これらを完成させたら、組み上げをしてモビルスーツの形にしていきます。最後に、設定通りの見た目になるか、動くかどうか、ちゃんと変形できるかをテストする訳です。

オリジナル曲もこれと全く同じです。
部位が、曲の「部分」に該当します。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、あとは好みで間奏(ソロ)、アウトロを作ります。
最後に、これらを合体させます。そして試聴です。少しずつ補正をかけて、完成した曲に仕上げていくのです。

これを続けていく中で、「自分のパートだけわかっていればいい」という訳にはいきません。ドラムやベース等、他のパートも作らないといけないからです。そうすると、世に流れている音楽への接し方も変わってきます。こうして「聞く力」が養われます。結果、「課題曲のカバーも効率化」していく訳です。
求められるものは何でしょうか。
自分は、「まず少しだけでいいからやってみよう!」という行動力と、他のパートの事や違う音楽性から学び取り込む探究心、「こんな感じのものが作りたい!」という方向性では無いかと考えます。
ギターの腕前は、右手と左手がある程度ずれなくなった、「脱初心者の段階」で始めていいと思います(アドリブが出来るとなお良しです)。

2 何から揃える?

では、何から揃えるか…
・ギター
・DAW
・少しだけの音楽理論

ギターは、「実は無くても大丈夫」なんです。

「え?(その逆で)ギターが弾きこなせないと作曲なんて出来ないんじゃないの…?」と思う方がいるかも知れません。
ギターは「あった方がいい」というレベルなんです。と言うのも、世のDTMerさんたちで、楽器を弾かずに作曲だけ行う方もいらっしゃいます。
しかしながら、それもなかなか、PCのキーボードで音を1音ずつ入れていくのは相当の手間です。時間もかかるし挫折の原因にもなります。
明らかに「ギターが弾ける方が「ラク」」という結論に至ります。

という事で、実はギター以上に必要なものが、以下の2点になります。

まず、DAW(Digital Audio Workstation)です。これは何かと言うと、PCと音楽制作ソフトウェアを併せてこう言う言い方をします。
「高そう…」と言う声が聞こえてきますが(笑)、最近は製造技術が発達した事と音楽制作ソフトが軽くなったこともあり、そこまでハイスペックでなくても大丈夫なようです。
また、制作ソフトも、マルチエフェクターやオーディオインターフェースに同梱されている場合が多く、(特に初学者は)それだけを購入する必要もないようです。

「でも、音楽理論とか、要るんじゃないの?」と言われてしまいそうですね。これは残念ながら要ります(笑)。しかしながら、「少し」で構いません。

どれくらい少しかと聞かれたら自分は「演奏している曲のキーが理解できる程度でOK」としています。
結局、曲と言うのは大抵、メロディーも伴奏も同じキーで出来ています。

そこから先は、「作曲を進めていきながら学ぶ」でいいと思います。逆に、楽典の本を買って机に座って勉強するよりも、作曲を進めていく中で、どんなコードをどんな時に持ってきたらいいものが作れるのかを学び実際に使ってみる方が、余程効率的な学習が出来るというものです。

3 何から始める?

(特に主婦の)皆さんは、外食した時に、こう思った事は無いでしょうか。
「これ、我が家でも作れるんじゃないの?」
実は、この感覚が大事なのです。自分も最初はこれでした。

当時、ツイキャスで既成の曲のカバーに飽きて、YouTubeにあるバッキングトラックに合わせてアドリブを弾いていました。
ある時、伴奏に対して「これ、俺でも作れるんじゃないか?」と思ったわけです。

そこで、アンプシミュレーターに入っているルーパーに伴奏を録音して、合わせてアドリブをしてみたのです。これで曲が成立してしまったのです。

味をしめて、これを何度か繰り返したあと、オーディオインターフェースに同梱されていたDAWのCUBASEに、簡単なドラムパターン、オクターバーをかけたギター(ベース)、リズムギターを作ってみました。理論が無いので、まずはEか何かのブルースロックでした。
アドリブを合わせてみたら、まさにジミヘンっぽいものが作れました。これが作曲の第1歩でした。

最初はたったこれだけの事でした。
先日、「アドリブは瞬間作曲」と記事に書きましたが、それを載せる伴奏も、少し作ってみましょう。
まずはそこからです。
「キーとか分からないよ」と言うようでしたら、アドリブの記事を読み返してみましょう。

あの名店で食べた料理が、最初は特に、必ず再現できる訳ではありません。しかしながら、名店のコピーでは無くても、ある程度のものは料理していく中で作れるようになっていきます。

まずはやってみましょう。

今回は以上です。いかがだったでしょうか。
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それでは、いい連休を!😆

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