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今更ながら地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子を見て考えさせられた仕事への向き合い方

関西地域で今平日に校閲ガールの再放送をしている。2年前の秋に放送されていたドラマで、おしゃれなファッション、大好きな石原さとみさんが出ている事もあって、アメリカで見れないかと試行錯誤をしてそれでも結局見ることができなかったドラマです。
日本に帰ってきてから家族が撮りだめをしてくれた4話以降は見ていたのですが、最初から見たのは今回が初めてです。

大好きな雑誌の編集者になりたいと努力して、新卒から何年チャレンジしても採用してもらえず、ようやく採用してもらったら配属先は校閲部という非常に地味な部署。そこで最初は不本意だったものの持ち前の明るさと、仕事をキチンとやり遂げようとする精神で頑張り、校閲の大切さ、やりがいに気づいていくという内容です。彼女の言葉にははっとさせられることが多く、仕事への向き合い方というのを教えてもらっています。

私は幸いにも新卒でやってみたい仕事に就く事ができました。
しかしそれは実は自分に合っていなかった、と私は思っています。
好きではありました。
英語で色んな国の人と話せる仕事は私の理想でした。
周りには合っていると言われ続けたのですが、途中から自分はゲストのhappiest momentを作る事ができなくなっていたし、最低な事ですが差別的な考えを持ち始め特定の国のゲストが苦手になり、何より仕事を楽しいと思う事が無くなっていきました。
好きだけでは仕事はできないのかとそのとき思いました。

2つ目の仕事もやってみたい仕事でした。
しかし本当にやってみたい業務内容をやらせてもらう前に続ける事を諦めました。
尊敬できる・目標にしたいと思う人が周りにいなかったこと、上司の支離滅裂な現場の状況を鑑みない指示に将来を感じる事がなくなったからです。
自分勝手な思い込み、社会人としての意識の低さ(会社の指示に従うという事)、人間関係に耐えられなくなったのです。

きっとどちらの仕事も続けられました。好きな英語を使う事ができる仕事だったから。周りの人間関係は本当に嫌な事もあったけれど、私の事を見てくれる人も、上司ではないけれど仕事を評価してくれる人もいて、嫌な70%の事を我慢すればあと数年は働けていたのかと思います。

このドラマでは全く興味のない仕事をする事になって、でもやってみたら意外と楽しくて、さらに性格的な事が向いていて、オチとしては本当にやりたかった雑誌編集よりも校閲の仕事に魅力を感じて、校閲をキャリアにするという予想外の方向に向かいます。
どんなに意外な仕事でも実は合うかもしれないし、やりたい仕事は理想や思い描いていた内容とは違うかもしれない、努力を続ければ誰か見てくれるかもしれない、誰かに見てもらえなくても努力をする事は大切などなど、この先の仕事の仕方を教えてもらっています。

今始めたばかりの仕事はフォワーダーという仕事です。輸出入を裏で支える仕事です。英語を話す事はほぼありませんが、英語を使って仕事はします。本当にやりたい事かと言われると正直わかりません。覚える事が多くあり、今がおそらく一番大変です。楽しいか、ワクワクするかもわかりません。何も知らない、わからないからこそ楽しいのかもしれません。
クソ真面目できっちりする事が好きな私に向いているかもしれません。

どこにいても基本を大切に、できる事を淡々と黙々とする事が大切かなと今は考えています。えっちゃんみたいに置かれた場所でしっかりと仕事に向かい合う努力をしていきます。

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