生い立ち⇒観想

組織の目的は、人の強みを生産に結び付け、人の弱みを中和することにある。(P.F.ドラッカー、『マネジメント(エッセンシャル版)』、ダイヤモンド社、80頁)』

数日振りです、名前を変更しようか悩み中の最上です。
2020年も後半に入りましたが変わらず、暑っち~!ですね。それでも大気や陽光の端々に、ほんのり秋の気配が混じっているのを感じます。
自分が大学で経営学、特にリーダーシップ論やマネジメントについて学んでいることはプロフィールに記載させて頂いてます(初回の投稿にも書いたかも)。そうするに至ったきっかけというものが2点程、一応自分の経験に紐づけられたものとしてあります。
今回はその部分について……また、そこから得られた一つの思考について綴っていこう、という内容です。

上記で挙げた2つの学問についてさらっと紹介するならば、まず経営学の組織論という分野に位置付けられるということがいえます(合ってるかな?)。リーダーシップ論は、その名の通り組織内におけるリーダー行動が部下に与える影響、マネジメントは部下という人的な「資源」、金銭的「資源」である資金といった組織を形成するもととなる「資源」の管理について研究する領域です。ここでいう「組織」とは、企業だけでなくスポーツチームや生徒会といった、人により形成される集合全てを指すこともあります。

ではなぜそういう学問を学ぼうと思ったのか?と言われたらそういう学問=人を動かす手法についての学問に興味があったから、ということになるのですが、ではなぜその分野に興味を持ったのか?ということについて……。
その動機は、タイトルで盛大にネタバレ済み!!!なんですが、自分の生い立ち的な要素ゆえです。

転勤族で、中学に上がる頃まで転校を繰り返していた自分は、まあ一般的な学生よりは見知らぬ人と関わる機会が多かったんではないかと思います。転校の度、教室に初めて足を踏み入れた時一斉にクラスメートがこちらを見るあの感覚はなんか、すごくすごいすごさです(言葉にできない)。学生時代を一貫して同じふるさとで過ごす人には知り難い感覚で、特別感はあるのですが毎度新たな人間関係を築くのは非常に難儀です……。それでも何度も経験するうちに人との関わり方のノウハウを自分なりに編み出すことができ、「いかにすればよりうまく、人の心情にアプローチできるのか?」を無自覚に追究する習慣が身に付いていました。それが人を動かす学問に興味を抱いた、第一のきっかけです。これだけだと「え?それ心理学じゃダメなの?」となるかもしれませんね。

第2のきっかけは、かつてブームを巻き起こした、ご存知の方も多いであろう名著「もしドラ(長いので省~略ッ)」を読んだことです。
出会いはそう、通っていた病院で何気なく手に取ったこと……(ラブコメ風?)
ほんとに偶然でした。この「もしドラ」には組織の動かし方について研究した、ドラッカーの世界的な大作「マネジメント」を女子高生が野球部のマネージャーとして実践していく物語が綴られています。読みやすいながら学術的要素もふんだんに込められていて、病院の待ち時間だけで読み切ってしまいました(待ち時間が長かったから?)。高校野球の部が題材にされていることからわかるように、先述の通りマネジメントという学問は企業以外の社会的な組織においても有効な学問だといえます。第1のきっかけにより人を動かす学問に関心を抱いていた自分の心は、必然的に「もしドラ」に綴られた組織管理のエッセンスに強く惹かれることとなりました。「マネジメント」という学問を初めて知り、即座に興味が深められたといえます。
第3のきっかけとして区別するか微妙なラインではありますが、自分は小学校や中学校時代、何の因果か学級委員や合唱の指揮者等リーダー的役職を任されることが何度かありました。このことによって、「人の動かし方」と漠然として存在していた興味の方向性が、組織の動かし方組織の中における人の動かし方組織を動かす者としてのリーダーの在り方といった事柄に絞られていくこととなります。

以上の2ないしは3のきっかけを通じ、自分は組織を動かす、人を動かす手法について研究する、リーダーシップ論やマネジメントといった学問領域を志望する運びとなったわけです……。
未だ勉強不足ゆえに釈然としない記述があったりするかもしれませんが、これから自分なりに学んでいくので今はご容赦下さればありがたいです……。

自分は大学で何を学ぶか、法学や経済学にも心揺れ動きコース選択の直前まで優柔不断フル発揮だったのですが、最終的には人生経験に基づいた経営学に落ち着きました。この選択が正しかったのかは判りかねますが、自分の人生のテーマみたいなものがいつしか「人間関係」になっていたこともあり、それに対する何らかの回答が得られるのなら、経営学を選択したことは大外れではないのかなと思っています。今回詳しく述べるのは避けますが、他にも人間関係について思案する、きっかけになった出来事が自分にはあるので……。文字通り命を削って、「人間関係」に対する自分なりの回答を導けるよう、残りの人生を歩んでいこうと考えています。
今後、「何を学んでいくべきだろう」「自分の深層的な興味はどこにあるのだろう」と思い悩んでいる人がいれば、過去の経験から印象的だったことやそれに関する発見を抽出して、自身の「人生を通じたテーマ」を決めてみてはいかがでしょうか。習慣や癖として自分の身に染みついている思考が、過去の発言や経験に表れている場合があると思います。それに従えば、少なくとも一つの指針にはなり得ると思いますし、あるいは自分が生涯をかけたいと思えるテーマになるかもしれません。「人生経験(生い立ち)から自分の中核を捉える」ことは多くの人に有益たり得る手法ではないでしょうか。
前半はかなり個人的な記述に偏ってしまいましたが、この「人生を通じたテーマ」の思考がもしどなたかの指標になれたなら、嬉しいなあと思います。

書きたいことがとっ散らかってしまった感じがあるかもしれませんが、今回は実験的な面も意図的に入れたのでご容赦くだされば幸いです。



ああ、名前やっぱりなんか恥ずかしいから変えたい……かもしれない~!!(どうなんだろこのペンネーム…)


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