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EV&SDGsフェア2023 in 六本木ヒルズアリーナを見てきました。


 11/18-19に開催された、 EV&SDGsフェア2023 in 六本木ヒルズアリーナ。国内外の自動車メーカーが集まり、各社のEVやHVを展示。メーカー説明員も多く来場するとの事で、EVの今後や、脱炭素の考え方について聞いてみた。いろいろな考え方があるのが解り、面白かったので、記録しておく。
 あくまで個人的な趣味で聞いてみた話の記録メモです。メーカーの公式見解ではない部分も結構あると思う。
 あと、メモや録音をしたわけではなく記憶で書いているので、ニュアンスとか違う表現のところは結構あると思います。


共通質問


 全社に聞こうと思った質問は以下の1問。

Q1. EVの普及でネックになっているのは、(下取りや中古市場で価格が付かない)資産としての信頼性の低さが一つの要因ではないか、と考えている。
また、バッテリーリサイクルの問題でも、回収スキームは一つの課題だ。
これらの課題に対して、メーカー主導での下取りといった対応はかなり有効だと考えているが、メーカーとしての今後の対応を聞きたい。

実際にはBYD、ヒョンデ、トヨタの3社に質問を投げてみた。詳しくは各項目で。

◆フォルクスワーゲン◆アウディ◆ポルシェ

EVバスのコンセプトカー、ID BUZZが大阪に次いで展示されていた。

 Q1については、特に回答を得られなかった。というのも、VWグループは教育を受けたイベントスタッフの方で回しており、メーカーの説明員は不在だったため、詳しい話は聞けなかった。本来こういったイベントでは専門の説明に社員が付く事はまれで、込み入った質問がしたければ、こちらからディーラーに足を運ぶべきなのだ。
 とはいえ、別メーカーの人から「あの人、ちょっと前のイベントでは日産の説明員をやっていたよ」と教えてもらって、さすがにビックリした。そんな感じなんだ。

Q. 高価格路線のEVでは、テスラの専用充電ステーション、NIOのバッテリー交換ステーションのように、インフラの面で顧客満足度を上げていく事が多い。 そういったインフラ面での顧客優遇についてどう考えているか

A. VWグループ全体での会員制充電ステーション「PCA」を開発しており、そのステーションだけを使った長距離ドライブの実証も行っている。

こういうのは、外車を選ぶ人には解りやすい付加価値になるだろうな~。

◆BYD

ちょうどステージではBYDのトークショーが開催されていた。

 BYDは前回のモーターファンフェスタで、大体の聞きたいことは聞けたので、そんなに聞くことが無かった。

Q1 A. リセールバリューへの不安に対しては、残価設定ローンをお勧めしている。金利は1.9%・年間1.2万キロ以内であれば、40%で買い取り保障との事。

 日本参入から1年経たないうちから、すでにリセールの事を考えている点は好感が持てた。残価ローン以外にも、カーサブスクのような、所有しない利用方法が用意されている。BYDを語るキーワードは「合理性」と「コスパ」だろう。壇上のトークショーでも、ドルフィンの縦に回転するナビに対して「ずっとこうだからこういうもの(=カーナビは横長画面固定)だと思っていたけど、合理性を考えればこうした方が良かったのかもしれない」という言い方をしていたが、これはBYDの車造りを端的に表していた。
 新商品のドルフィンについては、「日本においてはライバル不在のブルーオーシャン」と位置付けており、かなり強気の姿勢が見て取れた。特に「価格帯が近くても、走行距離の面で日産サクラは比較対象と考えていない」という認識のようだった。「日本市場では、ドルフィン・ATTO3より上の車格となると、大型車しかない」と言っていたが、日産リーフとヒョンデ・コナEを忘れていないだろうか。自信の表れだろうが、若干高慢な印象も受けた(説明員の性格だろうが)。

◆ベントレー

このベンタイガ、30,000,000円以上する。リセールバリューなど気にすることは無いだろう。

 ベントレーは現在EVをリリースしていないし、そもそもリセールバリューを心配するような車では無いので、Q1については控えた。代わりに、現状での取り組みについて聞いてみた。
 同社のサスティナビリティへの取り組みは、車両走行時のCO2排出ではなく、工場の排出CO2を減らす、環境負荷の少ない素材への切り替え、環境を改善するミツバチ養蜂への支援といった方法を取っている。
 環境負荷の少ない素材で質感をキープし、顧客満足度を高める技術の開発を行う一方、顧客にとって「環境負荷の少ない製品を選ぶ事」がステータスとなることを目指しているという。環境負荷の少ない素材はまだまだ割高で、ハイエンドユーザーから変わっていく事が社会全体を動かすことにつながるとの考え方が確認できた。
 展示車両はベンタイガ オデッシアンエディション。モーター+3.0ℓV6エンジンを積んでいるのだが、「モーターと小さいエンジンを積んだモデル」と呼んでいたのが印象的だった。3.0ℓV6は、エンジンとしてはかなり大きいので。ベントレーは上にV8、W12エンジンがあるので、確かにそれに比べれば確かに小さいが……。
 説明員の方が「ベントレーはロールスロイスとは違い、ドライバーズカー、スポーツカーなんです!」「やっぱりハイブリッドより、V8の方が運転していて楽しい!」と、自社製品の魅力を熱く語っていた。愛を感じると同時に、本音の前に“イベントの趣旨”という建前が完全に瓦解しているのが面白かった。

◆ヒョンデ

KONAのサイズ感は、日本の市場にはピッタリだと思う。これは単純に贔屓の意見だ。

 ヒョンデは聞きたいことが一番多かったが、説明員の方が良い人で、結構時間を割いてもらえたので全部聞くことができた。かなり答えにくい質問にも回答がもらえたので、大変感謝している。質問の順番と掲載順は不同。
 なお、説明員の方はヒョンデ・ジャパンの社員になる以前は、モンスターエナジーのD1チームスタッフで、斎藤大吾選手とも馴染みだったそう。その前はモトGP関係者という。かなり異色の経歴だと思ったが、ヒョンデはモータースポーツ関連からの人材も多く採用しているらしい。

Q1.A 実はヒョンデ・ジャパンは古物商許可を得ていない。参入2年目である点と、月販台数50台というスケール感から見て、まだ中古車市場を意識する段階ではないという判断がある。ただ、問題意識が無いわけではない。

Q2. IONIQ5は若い世代には受け入れられているように感じる。ディーラーの無い販売網で月販平均50台という数字は、ヒョンデの戦略的にどう評価しているのか。

A2.確かに50代以上の方からは韓国ブランドというだけで拒否反応がある。ただ、若い世代からは先入観無く受け入れてもらえている。良くも悪くも、ブランドイメージがほぼ0の状態。そんな中で、販売台数は、予想を上回る好評。もちろん日本法人単体で見れば赤字だが、現時点では順調と評価している。

Q3.  BYDの日本参入で、先行のヒョンデが苦戦しているのでは、という意見も見られるが、実際はどうか。特にBYDはブレードバッテリーの安全性や航続距離・価格など、説明しやすいスペックの高さがあるが、ヒョンデはそういったプレゼンの面では弱いのでは。

A3. BYDの参入は、当初から想定内だった。IONIQ5は好調であり、BYDの参入によって苦戦しているということは無い。
 スペックについては、実際に試乗会などでBYDと乗り比べていただいた方からは、(乗り心地の面で)高く評価いただいている。車として乗っていて楽しい、乗り心地が良いといった、カタログスペックに出ない部分を体感してほしい。その点で、ディーラーを持たない販売形式はネックかもしれない。

Q4. KONAは日本の道路事情からしてもちょうどいい車格であり、IONIQ5以上の商品力を持つ、日本向けの戦略車だと考えている。より販売台数を拡大したいところだと思うが、ディーラーが無いことがネックにならないか。

A4. KONAは戦略車と思ってもらって問題ない。ディーラーが無い点はやはり苦戦している。BYDとも共同で、乗り比べる試乗イベントなどを開催しているが、限界がある。イベントも都市部では好評をいただいているが、地方では、インフラの不足もあって、EV全体の訴求力が低いのを感じる。

Q5. 北米ヒョンデではテスラと同じNACSを充電規格として採用すると発表した。日本でもテスラは存在感が大きく、充電インフラを共有できるとなればヒョンデのアドバンテージになりうる。チャデモからの移行や、変換アダプターの開発等の計画はあるか。(※補足:日本国内ではDMM.comが提供するEV充電サービスが、NACS対応と発表されている)

A5. 現状では、日本国内でのヒョンデのブランド力が低く、難しい。とにかくブランド力の向上はヒョンデ・ジャパンにとって大きな課題だ。

Q6. EVの安全性についてはかなりネガティブな面が報道されがちだ。ヒョンデは世界販売台数と比べれば事故の発生率は低い方だと思っているが、やはり大きく報道されることで安全性への不安を覚える人も多い。こういった風評に対して、対抗できるエビデンスを用意すべきでは(※BYDは、国際基準での衝突安全テストを、テスラ並みに高い水準でクリアしている)。

A6. 安全面でネガティブな印象がある点は承知している。確かに安全性はアピールできていない。ヒョンデ・ジャパンでは、こういった場で集めた意見をすぐに上層部に持っていける社風。課題として対応していきたい。

(※)補足:この点については、唯一明確な回答が無かった。若干ヒョンデでも自信が無いのかな?と思った。IONIQ5の本国での事故については、原因が究明されていない点も多く、安全性を打ち出せるエビデンスが用意できていないとすれば大きな問題だ。
 一方、IONIQ5の事故発生数は、販売台数やシェアから見ると、特段多いとは言えない(世界的に見れば、日産リーフの電池炎上事故0が例外なだけで、ガソリン車に比べて安全性が低いという訳ではない)。もちろん事故原因の究明と対策は急務だが、現状の過剰なネガティブ報道は、イデオロギーによるバイアスも大きい。であれば、仮に安全面でのエビデンスがあったとしても、悪評を抑えるのは難しいだろう。

Q7. ヒョンデが今回のような合同イベントに参加するのは、再参入以降は初めてではないかと思うぐらい珍しい。ジャパンモビリティショーやオートサロンのようなイベントに出ないのは、以前撤退時の禍根が残っているからなのか。

A7. 禍根が残っているというようなことは全くなく、実際には韓国本社との連携不足が原因。韓国ではヒョンデと言えば大財閥なので、日本市場への理解不足から無茶ぶりをされてしまう。イベント参加も、イベント直前に突然参加するよう指示が来るため、とても対応できず、参加を見送るしかない。

※補足:名古屋モビリティショー、福岡モビリティショーには参加するようだ。一方大阪モーターショーには名前が挙がっていない。連携不足が解消されつつあるのか、名古屋・福岡の規模感だと問題ないのかは不明。

 ヒョンデはかなり答えにくい内容にも、大体答えてくれた。本当にありがとうございました。その結果でもあるのだが、課題がたくさん見えてきた。
・ディーラーレスによるブランド認知の限界(特に地方)
・安全性に対する確証
・本国との連携
・カタログに載らないスペックのPR方法
・中古販売や下取りの体制
 全ての課題の根幹には、ブランド認知度の低さが絡んでいる。この点はかなり苦慮しているのが見て取れた。その点で、(今回の会場には来ていないが)IONIQ5 N国内導入は、明るいニュースだと思っている。現役のモータースポーツファンは、WRCやTCRでのヒョンデの活躍をよく知っており、悪い印象は少ない。BEVに絞った日本向けラインナップの中で、モータースポーツ活動に結びつけられるIONIQ5 Nなら、ヒョンデのブランドイメージをけん引できるのではないだろうか。そのためにも、安全性の確証を得る事は急務だ。事故原因の究明・対策に、本国側の誠実な対応が無ければ、日本市場では苦戦を強いられるだろう。
 一方で、日本法人も、古物商許可を早く取得してほしい。

◆ マツダ

マツダCX-60 PHEV

 マツダに関しては公式HPで公表しているサスティナビリティレポート・チャプター2『カーボンニュートラル/気候変動への取り組み、資源循環への取り組みなど』の内容をもとに、現在の方針や将来への考えを確認するような内容になった。

https://www.mazda.com/globalassets/ja/assets/sustainability/download/2023/2023j_11-36.pdf

 なお、現時点でBEVのラインナップはMX-30EVのみで、販売台数も微々たるものなので、Q1については質問していない。

Q. モビリティショーの展示は、2030年に向けた電動化戦略のフェーズ2にある、『これまで積み上げてきた技術資産を有効に使った「新しいハイブリッドシステム」』の表明を感じた。また、MX-30 Rotary-EVは、すでにフェーズ2の段階にあるのではないかと思う。フェーズ1のEV専用車の技術開発については、MX-30EVの登場でクリアしたと考えていいか。MX-30EVの販売状況を考えると、EVはまだ実験段階のような印象がある。また、個人的には、EVよりもバイオディーゼル燃料の方に、カーボンニュートラルの可能性を感じている。

A. 将来的に、電動化の時代が来るのは間違いないだろう。ただし、現在のリチウムイオンバッテリーによるBEVが、ガソリン車の代わりに成り代わるとは考えにくい。まずバッテリーの価格が高い。経済的に余裕のないユーザーは、車に乗れなくなってしまう。次に、現在のリチウムイン電池は、製造時の環境負荷を考えると、量産に向いているとは言えない。また、現在のBEVシフトは、リチウムイオン資源を多く保有する中国の政治的意向によるところも大きい。
 現在の技術でBEVを作ることは簡単だ。ただし、それでは技術革新が無く、将来の課題は何も解決しない。それでは意味が無い。
 現在、スーパー耐久ではバイオディーゼルの実証を行っているが(※)、バイオディーゼルやバイオエタノールにも問題はある。例えば燃料価格がガソリンより高くなるのが一点。将来、様々な課題を解決したバッテリーが開発され、一般化する日が来るだろう。バイオ燃料やLPガスは、移行期の選択肢の一つと考えている。

※補足:『マツダ、次世代バイオディーゼル燃料でモータースポーツに参戦』

https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2021/202111/211113b.pdf

話が盛り上がり、逆に説明員側からの質問もあったので、合わせて記述する。

マツダ:(BYDのような)新興EVメーカーの自動車と、自社の車の違いをどう感じているか

――新興メーカーのEVは、合理的な道具という印象。所有欲を掻き立てるものではないと思っている。一方で、そういった「所有しない」という選択を選ぶ人が増えているのも事実だ。
 例えばカーシェアやカーサブスクは、以前では考えられなかっただろう。新興EVは、現在増えている「所有しないことを選んだ人(≒車が欲しくはない人)のための車」だと思う。人によって、車はどうあるべきか?という考えが、変わってきているのを感じる。

マツダ:古い言葉だが、物には「愛」が付くものとつかないものがあり、車には「愛車」という言葉がある(※)。家電を「愛家電」と呼ぶことは無い。マツダの車作りには「車はこうあるべき」という意識がある。それは「走る歓び」を伝えられる事。「移動そのものが楽しい」という事を伝えていく車が、我々の考える「あるべき車の姿」だ。

(※)補足:トヨタの豊田章男会長が「クルマは“愛”が付く工業製品」と
度々語る事を指していると思われる。

――移動そのものが楽しい、というのは生き物の持つ本能かもしれない

マツダ:一方で、人々の移動の必要はどんどんなくなっていくかもしれない。買い物に行くのも通販で済むし、仕事もリモートワーク環境であれば家から出る必要が無い。そんな変化の中、Eスポーツにも力を入れている。ヴァーチャルでも「走る歓び」に触れてもらうことはできる。
 とは言え、最終的には実車に引き込みたい。グランツーリスモからリアルなモータースポーツに引き込んでいく育成プログラムを進めている。すでに今年は、1000名以上から選ばれた19名がサーキットでの走行に参加している。彼らは高性能シミュレーターで何百時間も練習を重ねており、非常に高度な運転技術を身に着けている。18歳未満で運転免許が無い人でも、プロで通用するような運転技術を持てる時代が来ている。
参考:https://toyokeizai.net/articles/-/660460


――環境負荷を考えたとき、今後の自動車業界はどうなっていくだろうか。

マツダ:今までのように、新車を次々に出していくロールモデルは成立しなくなる。例えばハード面で10年以上耐えられる車体を作り、内部のソフトウェア・アップデートによって、車そのものが時代に合わせた変化をしていく。そういったモデルケースに移行していくかもしれない。そうなると、今後、我々自動車産業がシュリンクしていくのは必須だろう。

◆トヨタ

 実はトヨタはあまり質問ができなかった。前回のモーターファンフェスタで聞けた話と合わせて記録しておく。

 トヨタはbZ4Xを展示していたが、写真を取り忘れた。同車は以前から法人向けリースと、トヨタが進めるカーサブスク、KINTOでの配備が行われていたが、この度、一般販売が開始されることとなった。
参考:https://response.jp/article/2023/10/25/376146.html

 これまで販路を限定していたのは、残価価値の保護と、バッテリーの回収を確実に行うためだった。今回、その2点に関して、対策のめどがついたため、一般販売を開始した。
 まず、残価価値については、BYDと同様に残価設定ローンでの買取補償を行っている。走行距離と経年の補償範囲はBYD以上だ。
 また、リース、サブスクのノウハウから、販路拡大後も回収スキームの体制が整ったため、一般への販売を開始したとの説明を受けた。これはおそらく自動車再資源化協力機構による、LiB共同回収システムを指すものとも割れる。
参考:

 トヨタへの質問はあまり用意してなかったのと、会場が寒かったので、結構早めに切り上げてしまいました。正直、トヨタに関しては、全個体電池にせよリサイクルにせよ、メディアを見ればだいたいこちらの知りたい事が載っていることもあり、取り立てて自分が聞きたい、確認したいという事はほとんどなかった。

まとめ

 EV&SDG'sがテーマのイベントだったため、やはりBEVが多いものの、BEVに限らないカーボンニュートラルも進んでいるのが実感できたのは、いい収穫だった。
 そもそも、環境負荷を減らすことを第一目的にするならば「現状の車より不便でも、地球のために我慢して使ってね」とならなければおかしいはずだ。とはいえ、そんな商売は絶対成り立たないから、各社「新エネルギー車は、こんなに便利ですよ!ガソリン車よりランニングコストを下げられますよ!」と、環境のためではない要素をユーザー向けの付加価値として載せなければいけない。この点には、欺瞞を感じている。
 そんな中で、マツダが「現在は、バッテリーの技術革新が起きるまでの時間稼ぎだ」とする主張は、結構刺さった。まあ、その技術革新はトヨタがトップランナーなんだけども。
 車両開発という点では、トヨタをはじめ、マツダ、ベントレー、ヒョンデといった老舗自動車メーカーと、BYDのような新興EVメーカーとの、「車」という乗り物に対する設計思想の違いがハッキリ出ていたのが印象的だった。
 車が単なる便利な道具になってしまうのか?カタログスペックの数値を挙げていくだけで、「いい車」が出来上がるのか?という問いかけを、ずっとされているような気がした。

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