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一番小さいウミガメ=ヒメウミガメ ~種類ごとの特徴②

ウミガメは世界に7種います。
日本で産卵→3種類(アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイ)
日本に来遊→5種類(上記3種+オサガメ・ヒメウミガメ)
日本に来ない→2種類(ケンプヒメウミガメ・ヒラタウミガメ)
・・・の、合計7種です。
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今回は、🐢ヒメウミガメ(英名Olive Ridley Turtle/学名Lepidochelys olivacea)!

甲羅の長さは55-80㎝くらい。ウミガメの中でも小さいので、小さいという意味の”ヒメ”ウミガメという名前がついています。集団で産卵する”アリバダ”で有名な種類です。数は減少傾向にあるため、危急種(絶滅危惧種の内の一つ)に指定されています。

 似ているウミガメで、ケンプヒメウミガメ(学名Lepidochelys kempii)という別の種類がいますが(属が同じ)、こちらは大西洋の限られた地域(メキシコ湾中心に、北大西洋)にしかいないので、日本周辺で見ることはありません。
ヒメウミガメは、背側の甲羅の枚数が(他のウミガメより)沢山あるのも特徴です(枚数は個体によってまちまち)。

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上の写真はインドネシア西パプア州(成熟のメス亀と、生まれたばかりの赤ちゃん♡)。私たちELNAが活動しているオサガメの重要産卵地ですが、ヒメウミガメの産卵もあります。ちなみに、日本にも稀に回遊してきますよ!

🐢関東にヒメが漂着した時の話→ https://www.elna.or.jp/stranding_oliveridley/

🐢ヒメウミガメについて詳しくはこちら↓↓
https://www.iucnredlist.org/species/11534/3292503
(IUCNレッドデータのサイトに飛びます)

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