ロロ・メイの患者の話

ロロ・メイの書いた本の中にある不安な患者の言葉が出ている。

「彼ら「彼女たち」は水の下でその手足が縛られているのも知らないで、溺れる人を泳ぎに誘っているようなものだ」

「お前はダメな人間だ」と徹底的に叩き込みながら、その人に「成功せよ」と言うことは、まさに、水面下で両足を縛りながら「泳げ」と命令しているようなものである。

私の心理的憔悴の原因はダメだね。どうしてダメなの?普通で良いよ。どうしてみんなと同じようにできないの?普通じゃつまらないよ。みんなと違うことをしようよ。でも足並みは揃えてね。

こうした、ある人が、メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション下を作り出し、一定期間をその状況下において過ごしてしまったからだと思っている。

時折、おかしな言動や行動を少しずつ足並みを合わせていきたい。

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