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昨今の爬虫類脱走事件を自分なりに考えてみる

閲覧ありがとうございます。
ミル・エスカマスと申します。
趣味として爬虫類の飼育から、爬虫類販売店に就職、独立を視野に退職し、現在業界への貢献を考えて模索中です。
このnoteでは、爬虫類飼育という趣味の世界をちょっと変わった視点から書いていきます。


大した内容では無く、自分のマインドとしての内容ですが、SNSでのコメントの多いカテゴリなので、自分の考えがだれかの考える参考になればと思います。
あくまで、私見なのであしからず。


事件そのものに関する感情や実情などは各々思う所あると思いますのですが、

爬虫類の脱走に対する考え方は、交通事故に対する考え方をモデルに考えると非常にイメージしやすいと思っています。

・飼い主はだれも脱走を望んでいない
→運転手はだれも事故を望んでいない

・自分が気をつけているつもりでも起こる時は起こる

もちろん、脱走はあってはならないし、交通事故もあってはならない。
しかし、その可能性はゼロには出来ないものです。

その上で、交通事故をできるだけ防ぐために何が必要なのか。それを考えて、爬虫類の脱走対策をするべきと思っています。

・車両の点検、整備
→ケージの閉め忘れや不備等が無いか常に点検。世話中や外出中に爬虫類が脱走できる環境にならないよう、ドアや窓の施錠の徹底。

・ハインリッヒの法則、かもしれない運転
→たとえば、爬虫類の世話をしていたら、ふいに逃げようとして捕まえるのに奔走するような体験は多くの人が経験した事があると思います。相手が生き物である以上、突発的な行動というのを常に警戒する。「かもしれないお世話」を心がけて世話をする。
とくに、突発的な行動に対処した後などは、普段のルーティンが崩れてしまい、普段はしないような施錠忘れ等が起きやすいものです。つねに「何かミスをしているかもしれない」という気持ちは、生き物を相手にする場合に過剰になる事はないと思います。

今回伝えたかったのは、この「かもしれないお世話」の部分で、
SNS等で鬼の首を取ったように叩いている方を見ると、そのマインドに不安を感じざるを得ません。

脱走は、多くの人や生き物に迷惑をかける行為なので、絶対に避けたいものなのは間違いありません。

しかし、過剰に攻撃している人は、はたして「かもしれないお世話」が出来ているのでしょうか?というのが疑問です。

攻撃の熱からして、「自分は絶対に脱走なんてさせない」と思っていないか、それが心配です。

これは運転でいうなら、「俺は絶対に事故を起こさない」というマインドであって、事故を起こす人に多い考え方であると言えます。

繰り返し申し上げますが、杞憂であれば結構です。
しかし、異常なほど繰り返される脱走事件、とくに続いて発見されている分においていえば、その前の脱走から「自分は大丈夫だろうか」としっかり考えるべき。

高い温度感で脱走ニュースを攻撃している人にこそ、高い脱走の可能性があると思います。

くわえて言うのであれば、自分では他人の交通事故を食い止める事ができないように、
今後も爬虫類の脱走事件は無くならないとおもいます。

「どれだけ自分が気をつけようと、他人が爬虫類を脱走させて、それに巻き込まれる可能性は常にある」

普段から、これくらいまでは覚悟しておく必要があると考えます。

すでに巻き込まれて辛い思いをしている方も多くいらっしゃいますが、今回の件は自分がどれだけ気をつけていても、加害者にも被害者にもなる可能性は絶対にゼロにならないと思います。

他人事だと思わず、今からできるだけの対策を行うのが大切だと思います。

なにかあってから「自分は不幸にも巻き込まれた」と喚いた所で、その時失ったものは返ってきません。

失う前に対策を!

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