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【詩作日記】 「134 / 夏の訪れ」

姿の見えない
誰かのあとを追いかけ
姿の見えない
誰かの影に怯え
長くなりそうな夏の予兆を
強い日差しに感じ
暑い日々 再び訪れ
暑い日々 眠りを妨げる
青い空 色を重ね
風の行方に時の流れを感じ
雨の香りに胸騒ぎを感じ
風の去りゆく方角に
夢の過ぎゆくのを知る
姿の見えない
夏の足音を聞き
姿の見えない
夏の訪れを
日差しに感じ
青い空に感じ
風の行方に
問いかけてみる
夏が来る
紛れもなくごまかすこともできず
照れくさいほどに
夏が来る
どのようにして迎えたらいゝのかさえ
わからずに

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