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【詩作日記】 「The Third Layer / #1」

酔いまわり 酒も知れずの
宵の闇裏手に回る
紗の皺に被さり
青い糸縺れ絡まる

空の露こぼれ滴る
空間のたがが外れる
窶れつゝ足の向くまゝ
水路にも虹の幻

遅延などとうに忘れた
夕暮れは瞼の彼方
褪せる色筆に纏いて
さんざめく時も移ろう

終わり無き道の先々
いつの日か虹も戻らぬ

  詩集「The Third Layer / #1」 2005年初出

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