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【詩作日記】 「134 / 南の島」

岬から見える海の先
リーフで波が崩れ
さらにその先に
もしかしたら自分の町の海があるのかも知れない

よくこゝまでやって来た
そんな言葉はどうでも良いくらいの
青い空 透き通るような海
白い雲が流れてゆく

こゝは南の島
足かせになる思い出はこゝで捨て
見たこともない色彩の思い出を拾って帰る

岬から見える海の先
ため息を振り払って出てきた場所が
きっとあろう方向に雲が行く


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