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『北の国から』倉本聰

この1か月何をしていたかというと…
そう!あの大作を観ていましたー

田中邦衛さんがお亡くなりになり、観てみようかななんて
思われている方もいるかもしれません

フジテレビの長寿ドラマ『北の国から』(21年間)

※ ここからはネタバレ要素ありますので、ご留意ください

まずポイントを整理(3つにまとめます)
1.自然がとってもきれい
2.大人たちが、とってもポンコツ
3.子供たちが大人になると、どんどんポンコツに!

はい、もうこの3つでまとめれます
そしてこの ”ポンコツ” というワードにはいい意味を悪い意味も含まれています

では1つ目のポイントから 1.自然がとってもきれい
舞台は、北海道富良野市麓郷(ろくごう)旭川の南に位置する奥地
東京から、田中邦衛(以下、五郎さん)が幼い純と蛍を連れて
麓郷に戻ってくるシーンからスタート
東京で育ったジュンは戸惑いが隠せないほどの田舎

・夏は一面の新緑 冬は一面の雪景色
・キレイな水が流れる広大な川
・そしてそこに生きる生物たち

観ていない方の中でも有名なシーンといえば
キタキツネ(ルルル~~♪)ではないでしょうか?
リスやキツネ、家畜の豚や牛、キツツキなどなど
かわいい動物たちの描写と、時に恐ろしさを感じるほどの天候
そこで生きることの素敵さと裏腹に大変な土地
麓郷のとりこになります(というか、行ってみたい!になります)

私は、富良野に行ったことがありラベンダー畑を見たのですが
この作品を観てから行きたかった~
※ 時期をみて、絶対も1度富良野行きます

また、自然により命の危機にさらせれたり実際に命を落としたり…
壮大な自然の中で生きるからこそ起きること
奥地の事業は農家や酪農、木材業がメイン
時代の変化にともない、農薬や機械という文明の変化とどう共存するか
長寿ドラマだからこそ時代×1次産業の描写は学ぶことが多いです

2つ目のポイント 2.大人たちが、とってもポンコツ
こことっても重要です。笑
田舎で学のない人たちが一生懸命生活しています
そして東京に疲れてやってきた大人たちも生活します
よい、悪いは別として、とにかく時代についていこうとしない
大人の集団です
その日暮らし、計画性ではなく自分の感情で生活しています
その代表が、黒板五郎なんです!!

これ絶対ダメだろっていう世の常識ではなく、五郎さんの信念がルールです
自分ルールでみんな生きています
それに振り回される子供たち(純や蛍)の心情をナレーションで表現しているのですが、かわいそうとかはすぐに通り越して本人たちも大人に呆れて、寧ろほだされていく様です

そしてポンコツなのは、決して五郎さんだけではなく
他の大人もみんなポンコツです。笑
書き出すとキリがないので、内容は割愛しますがポンコツランキングだけ記載しておきますね

===
1位 黒板五郎(堂々の1位ですね)
2位 雪子おばさん(竹下景子) ※ 五郎さんの義理の妹にあたります
3位 草太兄ちゃん(岩城滉一) ※ 五郎さんの甥にあたります
   & トド &涼子先生
===

3つ目のポイント 3.子供たちが大人になると、どんどんポンコツに!
多分、純ってIQとか高くて勉強すれば偏差値も高い
所謂、ポテンシャルの高い子なんです
そして蛍は正義感が強くて心も優しい人格が備わった女の子なんです

この2人がどんどんどんどん~~ポンコツになっていきます

純は頭がよいだけで人格的には、最初から?なので仕方ないにせよ
蛍のポンコツになっていく様は、ちょっとビックリレベルです。笑

愛情に飢えていたのかもしれませんが…
ここらへんがストーリーを面白くさせているポイントでもあるので
私は呆れながら、この様子を観るのがとっても楽しかったです

とまぁ、3つのポイントにわけて鑑賞感想文を記述してみました
その他のポイントとして敢えてあげるなら
21年間の長寿ドラマなので、出演者が豪華
この作品から育った若き俳優さん・女優さんを観るのも面白いです

≪ 個人的に演技がよかった名優 ≫
地井武男、吉岡秀隆、宮沢りえ、松田美由紀

ありきたりな話で締めますが、継続は力なり
21年主演者たちが演じきった世界観はやはり1度観ておくべき作品です
また富良野市は、この作品により観光地としての知名度が上がったわけですから。

是非、一度観てみてください~

2021/06/08 ellymylove


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