アベンジャーズ鑑賞日記⑤ キャプテンアメリカ/ザ・ファーストアベンジャー

キャプテン・アメリカ。アベンジャーズのメンバーの中では最も親近感がわくというか、一応人体改造されてはいるものの、超人的なスキルやメカを使わない点で、ある意味一番一般人ぽいキャラなのかなと思う。

そんなキャプテンが初登場する今作、派手派手しいアクション要素はあまりないのかもしれないけど、彼の人となりがよくわかる作品としてはおすすめ要素大きい。

何百人もの捕虜連れて帰ってくるシーンとか、「ナチスを殺したいのか?」の問いに対して、「俺は誰も殺したくはない」と言って陸軍に志願するシーンとか、軍人、英雄の定義を再考させられる。

人を殺したくないのに軍人。事実、キャプテンはこのあと、正義のために、悪を懲らしめるために、市民を巻き込んで戦闘することに対して、葛藤することになる。市民を巻き込む戦闘を一番嫌いそうなタイプなのに、シビルウォーでは意外にもトニーの方が戦闘から手をひこうとして、そのあたりキャプテン結構気持ちの変化あったんだろうな。

ありきたりだけど、正義のための武力行使とはなんだろうかと考えさせられる。正当防衛の是非とか。本当は、最終手段としての武力使わなくていい段階でもっとできることがあるはずなんだよね。日常生活ならそれができるのかもしれないけど、この映画の世界観の中ではやっぱり、力が発動せざるをえないと思うくらいの強い憎悪感情が働いているから、そこまでの状況で力によらない解決ができたらノーベル平和賞ものなんだとおもう。

一つ思うのは心の強さというか、あまりにもみんな考え方を工夫するということを知らないというか、それはあると思う。

親を殺されて、殺した相手が憎いとか、自分の生い立ちが恵まれてなくて、その根本を作ったヤツを懲らしめたいとか、それが強い憎悪感情であるからこそ、敵対心となって武力行使に至るのは自然といえば自然だけど、そこで刃が相手にしか向かないのが短絡的というか、原因は当事者の心にあるはずという視点はあってもいいと思う(映画にそれを求めてるわけでは全くないけど、現実世界だったらという話。)

現状が気に入らないとき、その解決を周囲に求めていっても何もならないというか、ドクターストレンジのセリフにもあったけど、「思考が現実をつくる」はある意味事実なんだと思う(ここら辺はブログ読み漁ったので多少詳しくなった)。

というわけで、脱線しまくったけど、アベンジャーズ鑑賞日記⑥ アベンジャーズ につづきます。




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