ヘルスイノベーションスクールふりかえり(修士1年目)

 こんにちは、Ellieです。
 noteを始めたはいいものの、全然更新できず、気付けば4月になってしまいました。
 いやー、フルタイムの仕事と大学院を両立した怒涛の1年で、やっと少し落ち着いたところ(?)です。なんとか生き延びました。

 ということで、今回は私の通っている大学院の紹介も兼ねて、2年目の授業が始まる前に修士1年目の振り返りをしたいと思います。
 少し長くなるかもですが、ご興味のある方は是非お読みください。

ヘルスイノベーションスクールとは

 私が通っている神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科は、2019年にできたばかりの公衆衛生学を学べる大学院です。

 私は看護師として働き始めた頃から公衆衛生学修士(MPH)に憧れがあり、ずーっと勉強したいと思っていて、いろいろと調べたり説明会を聞いたりした結果、今の自分にピッタリだと思い、こちらの大学院を選びました。

 主な理由は以下の4つです。
1.働きながら通えるカリキュラム
 全ての授業が平日の夜と土曜日に開講されるので、フルタイムで仕事していても問題なく授業に参加できます。

2.英語での授業もあるので語学力向上できる
 海外からの学生もいるため、必修の授業はすべて英語です。
 選択授業は日本語もありますが、半分くらい(それ以上?)は英語での履修となるので、日常的に英語に触れますし、英語でのグループディスカッションやプレゼン等もあるので、話す力もつきます。

3.通学のしやすさ
 オンライン授業があるにしても、やはりキャンパスでの授業も受けたかったので、職場&自宅から通える距離のところに決めました。
 でも、学生の中には完全オンラインで受けている学生もいるので、実際はキャンパスに来れなくても問題はありません。

4.学費
 公立大学なので、私立に比べて学費は安めです。県内在住だと入学金と授業料合わせて130万円程度なので、薄給の公務員の私でも、今までの貯金で払えるくらいでした。

 それ以外にも実際入ってみての推しポイントはいくつかあるのですが、詳細についてはふりかえりの中でも話していこうと思います。

春学期ふりかえり

 春学期に履修した授業は以下のとおりです。

月曜 医療経済学(E)(隔週)×2
火曜 (前半)環境保健学(E)×1 (後半)疫学研究×2
水曜 (前半)ヘルスイノベーション概論(E)×1 (後半)健康・医療政策(E)×2
木曜 (前半)プレゼンテーション(E)×1、アカデミックライティング(E)×1
金曜 (後半)医療政策論文の批評方法論(E)×2
土曜 疫学概論(E)×1、生物統計学基礎(E)×1、健康行動科学(E)×1
集中授業(夏季) フィールド実習(マヒドン大学とのワークショップ)(E)

 「×数字」は授業のコマ数、(E)は英語の授業です。見てお分かりの通り、多い時は週5で授業受けてました。クレイジーですね。
 何がキツいって、あらゆる課題が重なったときです。授業の後半になると、グループや個人でのプレゼンをしたり、授業が終わった後の最終レポートがあったりと、日々締め切りに追われる生活をしていました。

 春学期の授業は必修が多いので、英語の授業が多かったです。ただ、英語とは言っても先生達の中には苦戦している方もいたので、一緒に授業を作り上げてる感じで、それはそれで楽しかったです(もちろんペラペラな先生も多いですが)。

 必修が多いこともあり、春学期は公衆衛生の基礎!って感じでした。
 それに加えてプレゼンテーションやアカデミックライティングのようなお作法的な授業だったり、疫学研究や医療政策論文の批評方法論ではいくつも論文を読み込んだりする機会もあり、めちゃくちゃ勉強になりました。

 細かい授業の内容についてはキリがないので、また機会があれば詳しく書きますねっ(書くかなぁ)

秋学期ふりかえり

 続いて秋学期の授業に参ります。

月曜 フィールド実習(政策立案・政策提言演習)×1 (前半)国際保健政策(E)×1
火曜 ヘルスコミュニケーション(隔週)×2
木曜 (前半)社会健康学・社会疫学×2
金曜 (後半)未病社会のライフデザイン(E)
土曜 健康危機管理論(E)×1 (前半)ヘルスイノベーションにおける「責任ある研究・イノベーション(RRI)(E)×1 (後半)未病特論(E)×1、組織マネジメント(E)×1
集中授業(冬季) 健康教育劇場(E)

 春学期よりは少し減った・・・?かと思ったけど、夏休み以降から研究の指導教員が決まり、ゼミも始まったので忙しさはあまり変わらなかったような。

 秋学期の授業は、春学期よりも応用的だったり実践的な授業が増えて、更に面白かったです。グループプロジェクトとか課題に追われて毎週泣きそうになってたけど。それも今となっては良きおもひで。

 特に国際保健政策、ヘルスコミュニケーション、社会疫学は、私の興味分野でもあり楽しみにしてたんだけど、もう期待以上にゲストスピーカーもめちゃくちゃ豪華で面白かったー。
 とは言えまだまだ表面的な理解しかできてないところもあるので、今後もっと自分の中でも深めたいなーと思ってます。

 健康教育劇場は、私の指導教員の教授のオリジナル授業で、日本で唯一の科目です。
 演劇手法を用いて参加者の行動変容を促す、というものなのですが、授業はめっちゃおもろかった。たぶん、この1年間の授業の中で一番笑った。
 ちなみに、この授業では研究助手の仕事を拝命し、授業の記録を作成したので、それも私の春休みがほぼなかった理由でもあり、、まぁ健康教育劇場についてはまた別の機会に書きますね。

全体を通して

 こんなに授業を履修して、本業の方は大丈夫だったの!?って思われる方もいると思いますが、ありがたいことに保健師4年目となり仕事にも慣れ、毎日定時退庁、有給も20日しっかり使える環境だったので、意外となんとかなりました。(コロナが大変な時は応援も入ってたよ?)

 いや、もちろん大変だったしプライベートほぼなかったけど。
 でも、コロナ禍だったので飲み会の誘いもないし、平日はオンライン授業なら両立しやすいし、ちょうどいいタイミングだったかなと思ってます。

 土曜日はなるべくキャンパスに行き、同級生と助け合いながら仲良くなれたので、楽しく過ごせました。
 先生方はみんなフレンドリーでサポーティブだし、授業も公衆衛生だけでなくアントレプレナーシップだったり先進医療だったりもあるので、幅広くて面白いです!

 なので、社会人で働きながら公衆衛生を学びたい方には、おススメです。
 英語苦手・・・という方も、意外となんとかなります。もちろんできるにこしたことはないですが、私のクラスメイトの中でもペラペラな人なんてほんの数人だし、こんなんでいいんだ?って感じです。笑

 ちなみに私は3年の長期履修をしようと思っているので、まだ必修の取っていない授業や1年目で取れなかった授業もこれから履修していくつもりです。(実際はあと必修1単位と研究論文提出すれば卒業できるくらいの単位は取り終わってます)
 せっかく払った学費なので、最大限有効活用していく所存です。笑

まとめ

 まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、長くなってしまったので今回はこのくらいにします。
 結論として、社会人として働きながらの大学院は、大変だけどめっちゃ楽しい!仕事に直結できることもたくさんある!ほんと入ってよかった!という感想です。
 
 今後、研究も進めて学会発表や論文投稿もできたらいいなーと思っていますので、頑張っていきます。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 今後も、余裕があれば(あるかな?)記事を書いていこうと思うので、よろしくお願いします~。