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大橋トリオに学ぶ「時間」の作り方

今日は日曜日。現在の時刻は、お昼の11:58。
妻は実家に帰っている。いつもなら同行しているわたしだが、今日はわがままを言って一人にさせてもらった。
カフェで一人、ハンバーグランチを食べる。
ヘッドフォンでクラシックを聴き、右手にはブラックコーヒーを置く。
風は強いが、快晴。気分も上昇気流に乗ったようだ。
午前中に予定していた打合せも無事終わり、ほっと一安心。
わたしは、わたしの頭を整理したくて、今こうして書き始めた。

今日は「時間」について記しておこうと思う。
以前の記事にも書いたが、最近のわたしは〝やりたいことを全部やりたい〟と思っている。
それは、こうして文章を書くことだし、あるいはパン作りをすることだし、他にも音楽制作やら何やら、とにかくやりたいことが多すぎる。二足の草鞋どころか、十足くらい履こうと思っているほどの欲張り人間だ。

〝やりたいことを全部やりたい〟と熱く語るのは自由だし、言うのは簡単だが、実際にはなかなか大変な作業だ。
昨夜は疲れからなのか、急に頭が働かなくなるほどの脳疲労に襲われた。頭が重く、うまく思考できないほどで少々混乱した。また、疲労がたまると、暴飲暴食してしまったり、ストレスが溜まってイライラし始めたり、負の要素がわんさか降ってくる。

疲労を無視してはいけない。
〝疲れた〟という言葉は決して悪い言葉ではなく、心身が悲鳴を上げている証拠、つまりアラートなのだ。これを見逃してしまったら余計大変なことになってしまう。

そういうわけで、わたしはここであらためて「時間」について考えておくことにしたのだ。
最近のわたしは、朝4時半には起きている。本当はもう少し寝たいのだが、目が冴えてしまうのだ。引越しをしてから環境が変わったせいか、いつの間にかこのリズムが定着してしまっている。その分、夜は早く眠れるのでその点はいいのだが、それでも睡眠不足は否めない。
起きた後は、曜日や時間帯によっても異なるが、あらかじめ決めておいた「やることリスト」に基づき、文章を書くこと、パンを焼くこと、音楽を奏でることに時間を費やしている。朝からパンの仕込みをすることも多い。

しかし、この時間配分がうまく機能していなかったようだ。

上記の3つ以外にも、「やりたいこと」「やること」は満載で、そういう諸々に忙殺されているのだが、こうしてあらためて時間について考えていると、最近自分がホッと一息つける時間をほとんど作れていないことがわかった。

そういう時間を作らねばいかん! もう少し余裕を持たねばならん!
だから、今このカフェでの時間は至福だ。

〝やりたいことを全部やりたい〟ということが欲張りすぎというわけではなく、それらをやるために、どういう配分で日々活動をし、どのくらいの時間をその活動に費やし、どのくらいのスピードで自分が目指すゴールにたどり着きたいのか、そこが課題だ。

現状はまさに試行錯誤の真っ只中。曜日で活動を分けてみたり、午前と午後でやることを分けてみたりと、いろいろ試している。

以前、ミュージシャンの大橋トリオさんが、音楽活動をするうえで自分にぴったりの時間を見つけたという話をされていた。
(記憶が曖昧なので間違っているかもしれないが)毎日音楽を作り続けるのは自分には適さなかったとおっしゃっている。それよりも、たとえば月火水は一切音楽活動をせず、木曜から日曜までは逆に毎日活動するというやり方がハマったとか?!
なるほど、試行錯誤の結果、そういう(自分にマッチする)活動方法を見つけたのだな。
とても参考になる。

わたしの場合、音楽だけでなく、パン作りも文章を書くこともやっているため、配分が本当に難しい。うまくいっているな! と思ってやっていても、昨日のように急に疲れで思考が停止してしまい、活動自体まったくできなくなってしまうほど疲弊してしまうことがある。
これではまずい。再考が必要だ。

(では早速ここで再考タイム。……こうしてすぐやるのも問題なのか?)

(で、再考した結果)

やりたいことは欲張ってもいい。
つまり、やりたいことがたくさんあるのは別に問題ない。
だけど、日々の活動量については欲張るのをやめよう。
そして何より、睡眠時間をしっかり確保しよう。
早朝から活動する日には、必ず30分程度の昼寝時間を確保しよう。
あとは、できるだけ運動をしよう。

まずはこれらをベースとし、それを土台として、その上に「今日はパンを焼く」とか、「今日は音楽をやる」とか、日々の活動を載せていくことにしよう。そして、その活動量は多すぎないことだ。

とにかく、健康で、元気に、活動すること。
健康で、元気でなければ、活動すらできないのだ。
健康は当たり前ではないのだ。自分で作っていくものなのだ。
しっかりと自分の心身と会話をしながら、細くてもいいから長く活動ができるようにしたい。

今日のように、無理をしてでも至福の時間を取り入れつつ、大橋トリオさんのように自分のペースを見つけられたらいい。
わたしは、わたしを続けるために。

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