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愛のムチはありか?なしか?。。。

3月に行われたアカデミー賞式典でクリス・ロックを平手打ちしたウィル・スミスのニュースを見て息子が一言。
「カッケー!!」

母として聞き流すわけにはいかないその言葉に終わりなき議論が始まった。

息子:妻ジェイダの脱毛症をネタにしたジョークは言葉の暴力だ!ウィルは妻を守ったのだから夫として格好いい!

母:どんな理由があろうとも暴力はダメ!むしろ格好悪い↷
(内心、ウィル・スミスは好きな俳優だし、あの場面は役を演じているようで少しだけ格好良いと思っている)

息子はウィルが罰せられるなら、同じくクリスも同じ罰を受けるべきという意見を変えることはなく議論は終わってしまったが、母はその後もこの出来事を何度も考えてしまう。

愛に暴力はあってはならない…はず…!
愛のムチもまた否定されるべきなのか???

実は私も子育て中に2度ほど息子を叩いたことがある。
まだ幼い息子は好奇心が旺盛で、少し目を離した隙に消えて迷子になるような子だった。毎週末のように迷子になる息子に何度も離れないように注意をして手を繋いだその瞬間、息子は手を振り払って走り出してしまった。思わず捕まえてゲンコツを一発!!
そして恐ろしいことに、もう一回はなぜ叩いたのかさえ忘れてしまっている…。

当時の私は、大事な息子に危ないことを分かって欲しいという母心で叩いてしまったのだからしょうがないと思っていたが、今ははっきり思う。
あの時は自分に余裕がなかっただけだと…。

どんなに愛していても、過度なしつけと称した暴力はただの虐待になってしまう。虐待を受けた子供は親の顔色をうかがい自分の気持ちを押し殺して生きていくかもしれない。

もしも、あの時ウィルが上手いジョークで反撃していたら?
下手なジョークを無視して妻のフォローに徹していたら??
彼はもっと偉大なアカデミー主演男優賞受賞者になっていただろう。

息子よ!やっぱり母は暴力無しで君に愛を伝えることにするよ!!!

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