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短編小説

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短編小説をまとめて。
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#殺人事件

お別れの会を終えて (1)

『その探偵は、対象をひとめ見ただけで、犯人であるか否かを言いあてる』 【概要】  ロック…

古書堂の殺人 (1)

〝魂〟と呼ぶのが相応しいか。  それとも〝心〟であろうか。  かたちも、色も、質量すら有し…

古書堂の殺人 (2)

 出入り口の扉を開けると黄ばんだ背表紙の本の列に圧倒され、遅れて下腹あたりを刺激する心地…

古書堂の殺人 (3)

 乾燥した冷たい空気が流れこんできて、首筋を撫で、無防備な襟首(えりくび)から服の中へと…

古書堂の殺人 (4)

 古書堂前での禍々しい事件から一週間が経過した平日の午後、串間警部補は、百瀬奏多が借りて…

ねないこだれだ (1)

『わたしはきっとなにかを見落としている』 【概要】 調停の話しあいが終わるまでは会わない…