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柳樂光隆の音楽評論

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柳樂光隆が書いた音楽に関する論考的なものを中心に。ここだけに公開するインタビューもあります。
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2019年5月の記事一覧

「21世紀のシンガー・ソングライター・アルバム・ベスト 100」のための柳樂光隆の30選

『ミュージックマガジン』誌の特集 <2020年代への視点 21世紀のシンガー・ソングライター・アルバム・ベスト 100> に掲載したベスト30をここにも転載しておきます。 企画の趣旨はこんな感じだそうです。 ギターやピアノを弾き語り、自身の内面や社会を歌ってきたシンガー・ソングライター。名作が多く生まれた70年代から現在までそのスタイルは不変ですが、一方で、機材やテクノロジーの発達に伴う制作環境の変化、ラップやオートチューンといった現代的な表現方法により、新たなシンガ

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interview Ichiro Onoe:パリで活動するジャズドラマー 小野江一郎さんのこと

僕と小野江一郎さんが知り合ったのは偶然だった。 2015年にドイツのブレーメンで行われたヨーロッパ最大のジャズのコンベンションJAZZAHEAD!に行ったときに、日本人の知り合いと話していたら、「あれ、もしかして、日本から来た方ですか?」と声をかけてきたのが小野江さんだった。 その時に話していたら、長年フランスでジャズドラマーとして活動していて、近年はジェーン・バーキンのツアーで中島ノブユキさんと一緒にやっていたという話になり、ずいぶん話が盛り上がった。と同時に「この人、

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「ブラジル 音楽・オールタイム・アルバム・ベスト 100」のための柳樂光隆の30選

『ミュージックマガジン』誌の特集 <2020年代への視点「ブラジル音楽・オールタイム・アルバム・ベスト100」> に掲載したベスト30をここにも転載しておきます。企画趣旨はこんな感じらしいです。 ショーロやサンバ、ボサノヴァなど、古くから素晴らしい音楽を生み出してきた音楽大国ですが、近年も新しいシーンや才能が次々と登場。その盛り上がりとこれまでの歴史をランキングというかたちで振り返ってみました。選者は41人。それぞれ1位から30位まで順位をつけていただいたものを編集部で

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