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柳樂光隆の音楽評論

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柳樂光隆が書いた音楽に関する論考的なものを中心に。ここだけに公開するインタビューもあります。
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2018年3月の記事一覧

名前のないマガジン vol.1 特集「インタビュー」 :インタビューってなんですか? 音楽評論家 #柳樂光隆

編集者の岡本くんにインタビューを受けました。 若柳宮音筆の会でもインタビューについてはあれこれ手の内を話してますが、これからも若い人に聞かれたら、いろんな形でインタビューや原稿執筆のためのあれこれを話していこうと思います。 なので勉強会とか取材とかで話を聞きたいとかあれば、気軽にどうぞ。 僕に限らずいろんな人が手法や方法論をシェアしていけば、書く側や編集する側だけじゃなくて、取材を受ける側の中の人や記事を発注する側(レーベル、マネージメント、アーティストなど)にとっても有

ミシェル・ンデゲオチェロによるカヴァー集『Ventriloquism』に収録されているジャネット・ジャクソンの「Funny How Time Flies (When You're Having Fun)」のこと

ミシェル・ンデゲオチェロの『Ventriloquism』のリリースに合わせて、ミシェル・ンデゲオチェロとはどんな音楽家なのかってことを自分なりに考えました。 プリンスや80年代のマイルス・デイヴィス/マーカス・ミラーとの関係をイメージしつつ聴くといいかなと。ジャズと同時代のポップ・フィールドのブラックミュージック、生演奏とシンセやリズムマシーンの間で新しいものを生み出そうとしていたマイルスやマーカスと、そこに影響を与えていたプリンス、みたいな文脈の延長でミシェルのことを考え

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ドン・ウォズが行うレーベルの歴史の再定義と再提示 - ウェイン・ショーターとチャールス・ロイドのブルーノート復帰のこと for 『ALL GOD'S CHILDREN GOT PIANO』

音楽サイトのリアルサウンドに以下の原稿を寄稿しました。 柳樂光隆の新譜キュレーション 第6回 〈ブルーノート・レコード〉新譜5選 ブルーノート・レコードは再び最高到達点に? http://realsound.jp/2018/03/post-168363.html これは2017~2018年にブルーノートがリリースした作品の意味を僕なりに考えたものです。 ・Dr.ロニー・スミス『All In My Mind』 Spotify AppleMusic ・ルイス・ヘイズ『Se

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コリン・ステットソン @ Super Deluxe 2018.03

コリン・ステットソン( COLIN STETSON http://www.colinstetson.com/ ) @ スーパーデラックス 観てきました。 コリン・ステットソンはボン・イヴェール、バッドバッドノットグッド、ヨハン・ヨハンソン、アニマル・コレクティブ、LCDサウンドシステム、アーケイド・ファイア、トム・ウェイツなどなど、様々なジャンルで引っ張りだこのサックス奏者。 自身のリーダー作も多数発表していて、単音楽器であるはずのサックスのソロなのに、全くサックスソロには

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