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review is a diary

音楽に関するテキストを書きます。最低週1本で更新していけたらと思っています。インタビューを沢山公開した月はレビューやコラムの更新少ないかもなので、多めに見てもらえるとうれしいです…
ここでしか読めないレビューやコラム、濃密かつボリューム満点のインタビュー多数。コラムでも長いものは…
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#ファンク

Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2024 - 2025年

Jazz The New Chapter読者にお勧めの来日公演です。 好きなアーティストの来日がある方、気になる来日を見つけた方、ぜひSNSでシェアしていただけると嬉しいです。 ■2024年11月◉ジュリアン・ラージ  10/30 クラブクアトロ大阪  11/1 ブルーノート東京  11/2 高崎芸術劇場  11/3 墨田トリフォニーホール ◉エスペランサ・スポルディング  10/30 ビルボード大阪  11/1 ビルボード横浜  11/3 - 11/4 ビルボード

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interview Nik Bärtsch:禅、合気道、浪人、儀式、ミニマル、ジャズ、ファンク(16,000字)

《ジャズ+ミニマル・ミュージック+ファンク+ECM》 これまでに誰も考えなかった不思議なコンセプトを体現し、しかも、ECMからデビュー。ニック・ベルチュはすぐにヨーロッパの現代ジャズ屈指の人気アーティストになった。 そのうえ、バンド名はRONIN=浪人、曲名にAWASE=合わせ、アルバム名にRANDORI=乱取り、などとついていれば、日本人なら気にならざるを得ない。 そんなニック・ベルチュに一度くらいは日本人が日本からの影響の話を聞いておくべきだと思い、今回、取材するこ

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column is a diary:スナーキー・パピーをビルボード東京で観た(2,800字)

パンデミック後久々のスナーキー・パピーでした。グラミー賞の常連になって、今や海外ではアリーナクラスの規模でライブをやるバンドになったので、ビルボードみたいな規模でみられる日本公演は実はかなり貴重なんです。 2022年の『Empire Central』での曲が多めで過去の曲を交えながら、全ステージで選曲を変えていたとのこと。やっぱり複数回観るべきだったなと後悔…

2023 024:ミシェル・ンデゲオチェロ - The Omnichord Realbook(3,900字)

ミシェル・ンデゲオチェロ『The Omnichord Realbook』が素晴らしい。

2023 022:シークレット・ナイト・ギャング - Belongs On A Place Called Earth(4,800字)

ヴォーカリストのケマニ・アンダーソンとサックス奏者のキャラム・コネルが率いているマンチェスター拠点のバンド、Secret Night Gangの2ndアルバム『Belongs on a Place Called Earth』が素晴らしい。

2023 017:大林武司"TBN"トリオfeat. ベン・ウィリアムス & ネイト・スミスを観た(3500字)

大林武司がベン・ウィリアムス、ネイト・スミスと組んだピアノトリオのライブを観てきた。これがめちゃくちゃ面白かった。

interview Bobby Sparks Ⅱ - RHファクターのオリジナル・メンバーが語るダラスとスナーキー・パピー

僕はスナーキー・パピーは同世代の若者が集まったお友達バンドではないところが面白いと思っている。マイケル・リーグを始めとしたノーステキサス大学の仲間たちが中心ではあるのだが、何人かそれとは異なるメンバーが在籍している。 そのひとりが鍵盤奏者のボビー・スパークスだ。スナーキー・パピーの鍵盤奏者といえば、コリー・ヘンリーやショーン・マーティンの印象もあるかもしれないが、ボビー・スパークスはその二人以上のキャリアと実力といっても過言ではない。彼こそがダラスの音楽シーンのレジェンドな

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2022 043:ピノ・パラディーノを観たこと

ライブのレポートはこちらに

interview Shaun Martin - Empire Central:僕らダラスのシーンの合言葉は"Music for Booty&Brain"

スナーキー・パピーの『Empire Central』のテーマのひとつは だった。マイケル・リーグを始めとした主要メンバーはテキサス州のダラスのシーンで腕を磨き、ダラスでこのバンドをスタートさせた。という話はマイケル・リーグに語ってもらったのだが、ここでスナーキー・パピーの中の“ダラスらしさ=Dallas-ness”をもっと深く知りたくなった。そこで今回はスナーキー・パピーの鍵盤奏者ショーン・マーティンにも話を聞くことにした。 スナーキー・パピーのライプを観たことがある人な

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2022 017:ブランドン・コールマン - Interstellar Black Space

ブランドン・コールマンといえば、ブレインフィーダーから作品をリリースしている鍵盤奏者。1作目は自主で制作したアルバム『Self Taught』で、2作目はブレインフィーダーからの『Resistance』。そして、引き続きブレインフィーダーからリリースされた『Interstellar Black Space』が3作目となる。 もともとシンセサイザーマニアで、ジョージ・デュークが大好きな人だっただけに、70年代~80年代的なフュージョンとディスコをオマージュしたようなサウンドの

2022 009:ブライアン・ジャクソン - This is Brian Jackson

最近リリースされたベテランの作品の中で特にグッと来たのは作曲家で鍵盤奏者のブライアン・ジャクソンのアルバムだった。 ブライアン・ジャクソンと言われてもピンとこない方に簡単に説明すると、70年代にギル・スコット・ヘロンというポエトリーリーディング/ヴォーカリストがいて、その盟友で右腕、というのが最もわかりやすいだろうか。 ギル・スコット・ヘロンはジャズやソウル、ファンクのサウンドをバックに語りとも歌とも取れない表現で言葉を紡ぎ、ラップの元祖的な存在としても語られる人。そして

2022 004:トロンボーン・ショーティ - Lifted

ジョン・バティステのグラミー賞受賞のおかげでニューオーリンズの音楽へ注目が集まっているように感じる。ちょうどいいタイミングでPJモートンやタンク&ザ・バンガスをはじめ、ニューオーリンズのミュージシャンの好リリースが重なったことも追い風になったように思う。 今やジョン・バティステの知名度が異次元レベルで上がってしまって、ニューオーリンズのジャズと言えばジョン・バティステのイメージが強くなっていそうだが、この世代のニューオーリンズのミュージシャンでは当初はジョン・バティステより

21世紀のオルガン・ジャズ入門 with Playlist

オルガンジャズは80-90年代にイギリスでのジャズ・ダンス系のムーブメントでグルーヴィーなソウルジャズのひとつとして、またはヒップホップのサンプリングソースとしても再評価されたが、実はジャズの文脈でも少しずつ進化している。 その辺りは『Jazz The New Chapter 4』という本でもやったのだが、その後、コリー・ヘンリーがどんどんすごいことになっていたり、デルヴォン・ラマーみたいな人が出てきたりで面白くなってきたので、ここらで一度簡単に入門編をまとめておこうと思う

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