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review is a diary

音楽に関するテキストを書きます。最低週1本で更新していけたらと思っています。インタビューを沢山公開した月はレビューやコラムの更新少ないかもなので、多めに見てもらえるとうれしいです…
ここでしか読めないレビューやコラム、濃密かつボリューム満点のインタビュー多数。コラムでも長いものは…
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#ギター

Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2024 - 2025年

Jazz The New Chapter読者にお勧めの来日公演です。 好きなアーティストの来日がある方、気になる来日を見つけた方、ぜひSNSでシェアしていただけると嬉しいです。 ■2024年11月◉ジュリアン・ラージ  10/30 クラブクアトロ大阪  11/1 ブルーノート東京  11/2 高崎芸術劇場  11/3 墨田トリフォニーホール ◉エスペランサ・スポルディング  10/30 ビルボード大阪  11/1 ビルボード横浜  11/3 - 11/4 ビルボード

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short interview Mary Halvorson:about Tomeka Reid for Tomeka Reid Japan Tour 2024

AACMに所属し、シカゴを拠点に活動するチェロ奏者トミーカ・リードが遂に来日し、ツアーを行います。 しかも、現代ジャズギターの奇才メアリー・ハルヴォーソンを含む、彼女のカルテットでの来日です。 今回、来日に際してメアリー・ハルヴォーソンとトミーカ・リードにそれぞれインタビューを行いました。インタビューの公開に先立って、メアリー・ハルヴォーソンからトミーカ・リードについていくつかの質問に答えてもらいました。ツアーへの期待が膨らむ皆様に向けて、そちらを先に公開します。 取材

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interview Julian Lage:ビル・フリゼールとのコラボ、ジョン・ゾーンとの活動を語る(9,500字)

今や世界最高のジャズギタリストであり、最もオルタナティブなジャズギタリストであると言っても過言ではないジュリアン・ラージ。 彼はひたすらコンスタントに作品をリリースしているアーティストでもある。2010年以降は、ほぼ毎年のようにアルバムをリリースしていて、その間には様々な客演も行っていて、彼の参加作品は膨大な数になりつつある。自作ではリリースごとに新たな側面を見せてくれるようなチャレンジを行っているし、あれだけ個性的なプレイをするにも拘らずどの作品に加わっても絶大な貢献をし

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2023 019:マンスール・ブラウンを観てきた(2,600字)

UKジャズシーンで孤高の存在的に謎な活動をしているギタリストのマンスール・ブラウンを観てきた。

interview Wolfgang Muthspiel:私の気持ちは縦に連なるコードではなく、ヴォイスの並び、つまりラインにある

90年代以降のジャズ・ギターが好きだったリスナーにとってウォルフガング・ムースピールは特別な存在だろう。パット・メセニーやジョン・スコフィールド、ビル・フリゼールらの時代とカート・ローゼンウィンケル以降の時代を繋ぐような存在だからだ。 ヴィブラフォン奏者ゲイリー・バートンのグループにパット・メセニーの後釜として加入しているが、ムースピールの後には2000年以降はジュリアン・ラージがその席に座った。 またドラム奏者ポール・モチアンのエレクトリック・ビバップ・バンドにも加入し

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2023 009:BIGYUKIとOfri Nehemyaを観た

ここのところ、立て続けにライブを観た。 そこで気付いたことがあるので、ライブ評というよりはコラム的な感じで書いておきたい。

interview Alan Kwan:台湾ゴールデンメロディアワード受賞ギタリストが語る香港のジャズ事情

香港出身のギタリストのアラン・クワンが2018年に録音した『Petrichor』はファビアン・アルマザン、リンダ・オー、ジョナサン・ブレイク、デイナ・スティーヴンスというNY屈指のミュージシャンが参加した素晴らしい作品だった。僕はアランのことは桃井裕範さん経由で知ったのだが、香港にこんな素晴らしいギタリストがいるのかと驚いた。ギタリストとしての質の高さだけでなく、作編曲も含めた世界観やムードの作り方に個性があり、いち演奏家を超えたアーティストだなと思っていた。 2022年に

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2022 016:ジョン・スコフィールド - John Scofield

ジョンスコがECMと組み始めての2作目。正直、ジョンスコがECMってどうなのよ?というか、近年はアメリカーナ志向なんだからNonesuchの方が合うんじゃないの?と個人的には思ってました。 インパルスに移籍してからの『Country For Old Men』『Combo 66』はブルース、カントリー、ゴスペル、ロックンロール、リズム&ブルースに取り組んだ渋ーーいサウンドで、ユニバーサル・ミュージック・グループ内なんだから、好みど真ん中なドン・ウォズ=ブルーノートと組んだらい