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review is a diary

新譜のディスク・レビューのような感じで音楽に関するテキストを書きます。最低週1本くらいのペースで更新していけたらと思っています。noteにインタビューを沢山公開した月は更新少ない…
ディスク・レビューのような感じで音楽に関するテキストを書いてます。更新は最低週一回。長いものはほぼ…
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2024年6月の記事一覧

interview Nik Bärtsch:禅、合気道、浪人、儀式、ミニマル、ジャズ、ファンク(16,000字)

《ジャズ+ミニマル・ミュージック+ファンク+ECM》 これまでに誰も考えなかった不思議なコンセプトを体現し、しかも、ECMからデビュー。ニック・ベルチュはすぐにヨーロッパの現代ジャズ屈指の人気アーティストになった。 そのうえ、バンド名はRONIN=浪人、曲名にAWASE=合わせ、アルバム名にRANDORI=乱取り、などとついていれば、日本人なら気にならざるを得ない。 そんなニック・ベルチュに一度くらいは日本人が日本からの影響の話を聞いておくべきだと思い、今回、取材するこ

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Column is a diary:”JAZZ NOT ONLY JAZZ”のこと(3,800字)

”JAZZ NOT ONLY JAZZ”というイベントがあった。 内容は「ジャズドラマー石若駿率いる次世代の実力派バンドが豪華アーティストと奏でる一夜限りのスペシャルセッション」といった感じ これはただ豪華で楽しいイベントではなかった。この『JAZZ NOT ONLY JAZZ』は始まる前から歴史的なイベントになるのがわかっていたし、実際に歴史的なものになった

日記:京都での3本のイベント 2024:京産大/下鴨ロンド/黒茶屋

京都で3本のイベントをやってきました。 ◉5/31:京都産業大学 国際文化学科 舞台芸術文化論 特殊講義「ジャズとアメリカ」昭和音大でやっている「ジャズ史特殊講義」の中から「ジャズとアメリカ」のプログラムを持っていきました。 アメリカ特有の音楽、例えば、ゴスペルやカントリー、ブルースなどについて話をしました。それらをジャズミュージシャンがどう取り入れているか、つまりアメリカ音楽とジャズの関係の話なんですが、今年はビヨンセのアルバムにバンジョー奏者が参加していたりしたので、

column is a diary:about Tomeka Reid

今回、トミーカ・リードはいろんなことを話してくれた

short Live report is a diary (4本:5,800字 最終更新 07/02)

観に行ったライブの短いレポートを書きます。 新しいレポートはこの記事に追記します。

review is a diary:Robert Glasper - Let Go(4,400字)

ロバート・グラスパーの新作『Let Go』が出た

interview Tomeka Reid:チェロでジャズを弾くこと、作曲/キュレーション論、AACMについて(1,5000字)

僕がトミーカ・リードに注目し始めたのは彼女が自身のカルテットを結成して作品をリリースし始めたころだった。トミーカのチェロとメアリー・ハルヴァーソンのギターをフロントに、ジェイソン・レブキのベースとトマ・フジワラのドラムがリズムセクションを担うこのグループはそれぞれの演奏者の演奏は言うまでもないが、同時に楽曲の素晴らしさがこのグループを特別なものにしていた。 個々の演奏を最大限に反映する作りになっていて、それぞれの演奏のキャラクターがそのまま楽曲の個性に繋がっているのだが、特

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