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review is a diary

音楽に関するテキストを書きます。最低週1本で更新していけたらと思っています。インタビューを沢山公開した月はレビューやコラムの更新少ないかもなので、多めに見てもらえるとうれしいです…
ここでしか読めないレビューやコラム、濃密かつボリューム満点のインタビュー多数。コラムでも長いものは…
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2022年10月の記事一覧

interview Shaun Martin - Empire Central:僕らダラスのシーンの合言葉は"Music for Booty&Brain"

スナーキー・パピーの『Empire Central』のテーマのひとつは だった。マイケル・リーグを始めとした主要メンバーはテキサス州のダラスのシーンで腕を磨き、ダラスでこのバンドをスタートさせた。という話はマイケル・リーグに語ってもらったのだが、ここでスナーキー・パピーの中の“ダラスらしさ=Dallas-ness”をもっと深く知りたくなった。そこで今回はスナーキー・パピーの鍵盤奏者ショーン・マーティンにも話を聞くことにした。 スナーキー・パピーのライプを観たことがある人な

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interview Àbáse - Laroyê: カンドンブレからバイレファンキまで。ブラジルの今を捉えた音によるドキュメンタリー

Abaseは謎のプロジェクトだった。 僕は2019年にリリースされた『Invocation』で知った。アフロビートへの造詣の深さが聴こえてくるし、演奏もプロダクションもクオリティが高く、すぐに愛聴盤になった。ただ、Abaseを主宰するSzabolcs Bognárの活動拠点がUSでもUKでもなく、ハンガリーってこともあり、彼がどんなミュージシャンなのかの情報はほとんどなく、よくわからないままだった。 2021年には『Laroye』をリリースする。アフロビート系のプロジェク

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柳樂光隆のUKジャズ 研究:45記事

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2022 038:ロニー・フォスター - Reboot

オルガンの大ベテランでロニー・フォスターの新作『Reboot』がとても良い。 ブルーノートはドン・ウォズ体制になってから大ベテランに積極的に新作を録音させていて毎年のようにうれしい驚きを与えてくれるんですが、ロニー・フォスターの復帰もそのひとつ。 ロニー・フォスターといえば、『Two Headed Freap』で1972年にブルーノートからデビューして、以後、1975年までに5枚のアルバムを残しているので、70年代のブルーノートを代表するオルガン奏者と言えるでしょう。

2022 037:ブッチャー・ブラウン – Butcher Brown Presents Triple Trey featuring Tennishu and R4ND4ZZO BIGB4ND

大好きなブッチャー・ブラウンの新作はまさかのビッグバンドとの共演でした。 まず最初にかるくブッチャー・ブラウンの解説をさせてもらうと、ブッチャー・ブラウンの特徴はジャズ、ソウル、ファンク、ヒップホップなどを感じさせるサウンドにあり、70~80年代のヴィンテージな音色やテクスチャーへの異常なこだわりにあると言えます。