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review is a diary

新譜のディスク・レビューのような感じで音楽に関するテキストを書きます。最低週1本くらいのペースで更新していけたらと思っています。noteにインタビューを沢山公開した月は更新少ない…
ディスク・レビューのような感じで音楽に関するテキストを書いてます。更新は最低週一回。長いものはほぼ…
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2022年8月の記事一覧

2022 030:ジョエル・ロス - The Parable Of The Poet

あっという間に「新世代を代表するひとり」の枠を超えて、シーン屈指のプレイヤーになってしまったヴィブラフォン奏者ジョエル・ロス。 去年2021年は と話題作にも起用されていました。 そんな彼の所属は名門ブルーノート。しかも、本作は『KingMaker』『Who Are You?』に続き、すでに3作目です。

2022 029:”TOKYO JAZZ 2022 NEO-SYMPHONIC!CINEMA JAZZ”を観た

挾間美帆が東京芸術劇場で、東京フィルハーモニー交響楽団とのコラボでやる企画が今年は東京ジャズフェスティバルとの共催であった。以下のインタビューがとても面白いので読んでほしいのだが、それとは別に当日感じたことをここに書いてみようかなと。 ちなみに朝日新聞にも簡単なライブ評を書いているので、よろしければ。

2022 028:ビヨンセ - RENAISSANCE

これまでで最も好きなビヨンセのアルバムが出たなと思って、よく聴いています。 僕が言及するまでもなく、ヒップホップやR&Bというよりは、ハウスを中心としたダンスミュージック、もしくはクラブミュージック的な作りをしているわけですが、これがとてもよく出来ているし、面白いなと感じました。

2022 027:DoomCannon - Renaissance

ジャイルス・ピーターソンが主催するレーベル BrownswoodはUKのジャズをけん引し続けています。 ユセフ・カマール『Black Focus』でムーブメントのっきっかけをつくり、コンピレーション『We Out Here』でシャバカ・ハッチングスやヌバイア・ガルシア、エズラ・コレクティブ、ココロコを紹介し、世界にロンドン・ジャズのシーンを知らしめました。 ジョー・アーモン・ジョーンズやココロコ、マイシャ、ザラ・マクファーレインのリリースもあるし、スウィンドルがジャズ・ミ

2022 026 : ブラック・ミディ - Hellfire

UKのバンド ブラック・ミディの新作が出てました。

2022 025: CoN & KwAkE - Eyes In The Tower

クウェイク・ベースというドラマー/プロデューサーのことは僕がUKの中で最も気になっているアーティストのひとりだった。 彼がここ数年関わってきた作品を上げると以下のような感じ。いい作品に貢献しているんですよ。 ジョー・アーモン・ジョーンズとは一度来日もしています。ジョーのUKらしいレゲエ・ジャズ・サウンドにはクウェイクは欠かせないドラマーだと思います。 WU-LUとは関係が深くて、共にスタジオをシェアしていたことも UKジャズシーンの名ヴォーカリストの意欲作ではWU-L

2022 024 : ジェイコブ・マン・ビッグバンド - Greatest Hits

LAの鍵盤奏者のジェイコブ・マンはルイス・コールのプロジェクトのノワーでも演奏していたのでその筋ではよく知られていました。その周辺なんで、ジャズというよりはジャズを学んだミュージシャンたちがその技術や理論を駆使して作る音楽に貢献するってタイプなわけですが、ジェイコブ・マンは自身のビッグバンドを持っていて、これがなかなか面白い。 メンバーは西海岸の30代が中心って感じ。 マイケル・ブーブレなどの作品に起用されているサックスのAlex Hahn ムーンチャイルドのヴォーカル