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小手鞠るい×望月衿子 トークイベント

作家の小手鞠るいさんが、NYから日本へ帰国され、出版された『働く女性に贈る27通の手紙』のイベントをされていましたので参加してきました!

パソナで開催された女性限定のトークイベント

作家:小手鞠るいさんとライター:望月衿子さんのトーク

とても楽しく、そして勉強になる時間でした^^

はじめはお2人の出会いなどのお話をし、

その後、事前に参加者から集めた質問に答えていく方式

(9問に答えていただきました)

お2人は、仕事をきっかけに出会った「しごとも」

仲睦まじく、昔からの知り合いのような雰囲気で

楽しいおしゃべりの空間にお邪魔しているような感じでした

ではでは、

トークイベントの内容をご紹介!

(私のとったメモを元に2つの質問を記しています)

Q. 書きたいテーマは?

望 インタビューをして、記事を書くことがメインで、話を聞くことが大きなウェイトを占めています。ただ、「言葉だけじゃない」と感じます。それは、話す相手によって使う言葉が違うこともあり、言葉だけじゃないと強く感じます。私は、「言葉以外のものを書きたい」と気をつけて書いています。私に対してお話していただいているけど、すべての人が受け取れるように書くように気をつけて書くようにしています。

小 最近、児童書を積極的に書いています。私は、恋愛ものや戦争ものも書いているけど、児童書を書くときも私は私で、全く同じ私が書いている。なぜ、児童書を書くようになったかというと、「子どもたちに向けて書きたい」と使命感みたいなことを思ったから。「本の良さ」も含めて児童書を書いていきたい。

Q. 本書の中で、転職の話が出てきましたが、なぜ転職の決断ができたのでしょうか?好きなことやものがないと転職しても一緒なのではないでしょうか?現在、給料は「我慢料」だと思って働いています。しかし、転職の決断ができません。

小 給料が「我慢料」であれば辞めたら?と思います。でも、辞める前に、その会社を辞めない理由として、「何がいいのか」「何が嫌なのか」をちゃんと聞いてからのほうが、しっかりとしたアドバイスができるのではないかな。今の会社で何が問題なのかを洗い出すことが大切だと思う。「人間関係」で問題があるなら、その相手との関係性をどうすればいいのか考える必要があるし。会社は無数にあるから、同じ会社にイヤイヤ通うのもね。それに、給料は我慢料ではないよ。給料は「喜びのお金」です。

 私は22歳で京都の出版社に入って編集者になったけど、1年半で辞めました。12時のお昼の時間が毎日待ち遠しくて、15時におやつタイムがあった会社だったんですけど、12時のあとは15時が待ち遠しくなる。私にとっては、“会社”が向いていなかった。今は、「書く仕事」をしているけど、「書く仕事」と「編集の仕事」は、全然違ったんです。私は、会社が向いていないので、いろいろな職を経験して、結局「書く仕事」に落ち着いたんです。会社に勤めることだけが答えではないし、転職して、その中でいろいろ経験して、自分に何が向いているのかを考えたらいいと思います。

 このあとも様々な質問に対して、実体験を元にお話をしていただきました。小手鞠さんは、現在NYに住まれていて、アメリカの人と生活されているので、文化の違いもとても興味深かったです。

 人生の先輩からの説教的なお話ではなく、実体験をさらさらと語っていただき、その中に、各々が抱いている問題や疑問に関する答えやアドバイスがあったトークイベントでした。 イベントのあとは、とても心の中が洗われた感覚でした!




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