ラスト

9月の三連休、東京に会いに行きました。
AM10時、虎ノ門のスターバックス。
よくこの辺りを二人で散歩してたな〜なんて思い返しながら。心臓が張り裂けそうな思いでした。
彼はどんな顔をしてるんだろう。
会ったら意外と普通でした。いや、普通に見せていただけかもしれません。雑談から始まって、無理に笑顔を見せている彼を見て、辛くなりました。
でも言わなきゃいけないと思って、正直に自分の気持ちを話しました。彼は真剣に聞いてくれました。途中から泣き出した私に対して、ハンカチも渡してくれました。最後まで優しかったです。
「僕に悪いところがあったんだったら、それを気付いて治せなくてごめん」って言われました。違う、それは本当に違う。今まで過ごした半年ちょっと、彼の行動とか言動に対して何の不満もありませんでした。それなのに私が好きでいられなかった。
多くの人には多分、この気持ち分からないと思います。理解できないと思います。何で好きって気持ちがそんなにすぐ無くなるんだって。自分でも分かりません。彼のことは本当に好きだったと思います。最初の頃は私が追ってました。遠距離が原因だったのか、それとも私が飽きてしまったのか。何にせよ、私が長くお付き合いできないのは、私に何かしらの原因があることは事実です。
彼とは結局、友達に戻ることができました。
頻繁に会うことはないと思うけれど、これっきりの関係性にはしたくないと言ってくれました。もう少し時間が経ったら、東京に遊びに行った時に声をかけてみようと思います。
終わり、終わりの後には始まりがあるんでしょうか。どんな始まりでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?