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フォルトゥーナタロット☆女司祭とウィッカ

みなさんこんにちは☆
フォルトゥーナタロットの林エリヤです。
フォルトゥーナタロットや様々な占術で、皆さまと心願とを繋げて具現化していくメソッドを、シリーズでお送りしていきたいと思います。


ウイッカと魔道具(ウィッカンツール)


フォルトゥーナタロットはウイッカ(魔女学)がベースになっているタロットだとこのブログでも何度か説明しました。ウイッカは魔女学や魔女の宗教をさしウイッチクラフト(魔女の技術)と同義語であることも説明しました。ウイッカを簡単にいうと近代宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)以前の古代信仰を母体としたネオペイガニズム(現代信仰)の一派で、20世紀に入ってからウイッカの父と呼ばれるジェラルド・ガードナーが近代魔術と魔女術(ウイッチクラフト)を結びつけて考案した新しい魔女学がウイッカということです。今回は今までとりあげなかったウイッカンツールと呼ばれる魔女の道具(魔道具)について説明します。
 
〇杖(ワンド・ロッド)=火
杖は魔法のみならず人類の初めての道具とも呼ばれる重要アイテムです。大昔から宗教や魔法の儀式に使われてきました。古代人は木を擦り合わせて火を起こしていた事でも分かります。
〇ペンタクル(金貨)=土
五芒星形(ペンタグラム)が描かれた土でできた円盤で、真鍮、金、銀、木、ロウで出来た円盤もあります。魔法の儀式に使用したり金運を呼び込むアイテムであり、五芒星は護符や魔法陣にも使用されます。
〇マジックナイフ(剣・ソード)=風
マジックナイフはキリスト教以前から魔法の儀式や呪文を唱えるために使われていました。マジックナイフは物を切るための道具としてではなく、呪文のエネルギーを高めるために使用され、風を起こしたり悪縁を切ったり魔力を高めるアイテムです。
〇カップ(聖杯)=水
カップは魔女学では脚付きの大釜です。女神と豊穣を象徴し女神の子宮を表し、水のエレメントに対応します。水を入れて祭壇に置いたり、儀式に応じてワインやエール、ハーブなどの煎じ薬も注ぎます。
〇ほうき(ベソム)
魔女が空を飛ぶ道具として有名ですね。性的な儀式と結び付けられ結婚式で使用されることもあります。ほうき本来の使用目的と同様に呪いや邪悪な魔法を払う(悪魔祓い)アイテムとしても使用されます。
〇香炉
他の宗教と同様にお香を焚くための香炉はウイッカでもかかせないアイテムです。ハーブ、スパイス、オイル、樹脂、樹皮のアロマを使い霊会と交信するための環境をつくりだします。魔法の儀式に欠かせないアイテムです。
〇大釜
グリム童話などでは魔法使いのお婆さんが子供を煮て食べようとする怖い道具と思っている方もいるのでは?古来より妙薬を煮たり調理をする道具として魔法使い以外にも家庭には欠かせないアイテムが大釜です。現代のウイッカでは道具というより女神や豊穣の海を象徴する幻想のアイテムとして捉えます。
〇水晶球
魔法の儀式で祭壇に飾ったり、水晶占いで使用されるのが水晶球ですね。神からのメッセージを受け取ったり、儀式によって高まったエネルギーを蓄えるアイテムが水晶球です。天然水晶の大球は高価なアイテムになります。
〇影の書
影の書は他の宗教にあるような統一した聖典ではなく、魔女が使用する教則本といえるものです。魔女の宗派によって古くから伝わる影の書もありますが、宗派によって書かれている内容は異なり、入会の時に白紙の本を渡され儀式の様式、まじない、占い方法など魔女自身で書き足していくカヴン(魔女の集団)もあります。

女司祭と女教皇

殆どのタロットカードでは大アルカナ2番は女教皇と呼ばれていますね。教皇とはローマ法王のことであり、歴史上ローマカトリックでは女性の教皇はいませんので、女教皇というのは架空の人物になります。伝説としては聖ヨハンナの逸話がありタロットの女教皇のモデルとされており、このブログでも以前紹介しました。
 
フォルトゥーナタロットでは大アルカナ2番は女司祭のカードであり、女司祭は各カヴン(魔女の集団)に一人づつは女司祭と男司祭がいます。ウイッカでは昔から男女平等だった訳です!アクエリアス(水瓶座)の時代はUNI SEX(男女両性具有)の時代ともいわれていますので、この2000年の間に女教皇が誕生するかもしれませんね。

フォルトゥーナタロットの女司祭

2番『女司祭』(マルセイユ版・フォルトゥーナタロット・ウェイト版

上でもふれたようにフォルトゥーナタロットでは大アルカナ2番は女司祭のカードです。写真を見ればわかるようにフォルトゥーナタロットの女司祭のカードには女性性を象徴する月が大きく描かれています。ウエイト版でも女教皇の足元に三日月が描かれていますね、このように大半のタロットで大アルカナ2番には月が描かれています。これは大アルカナ2番は西洋占星術では月に対応しているからです。

それも三日月が描かれているカードが多く、月は女性の影の部分や未熟な部分を表すので、処女性や未婚の女性を表します。女司祭のカードを引いたら恋愛より仕事優先のキャリアウーマンの方かもしれません。コレに対して大アルカナ3番の女帝は母性や既婚女性を示しますので、同じスプレッドで女司祭と女帝のカードを引いたら、嫁とお姑さんの関係が気になります。

占いで初対面のクライアントは人によっては家庭内のこと健康や肉体関係などプライベートなことをあまり話したがらない方もいます。しかし、タロットカードはクライアントが抱える秘めたる部分も伝えてくれます。触れなくてよい事もありますが?クライアントのメリットに繋がると思ったらタロットカードからのメッセージを正直にクライアントに伝えてあげましょう。

2. 女司祭 正位置のキーワード
若い月、三日月など、未完成、肉体未熟、プラトニック、インテリな女性、若々しい、少女、冷静、処女性、品行方正、思慮風別、清楚、洞察力、直感
2. 女司祭 逆位置のキーワード
ヒステリック、色気なし、理屈が優先される、頭でっかち、落ちつきがない、極端な考えをする、頑固、神経質

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