無料添削デザインスクール #224「ひまわりイベントバナー」
添削
ひまわりフェスティバルのバナーですね。
色合いがオシャレですね。
■文字を目立たせる
画像の上に白文字を置くとやっぱりあまり目立たないですね。
サイズなどを調整する必要があります。
目立っていない原因として、主題のタイトルよりも周りが目立ってしまっているので埋もれたように見えます。
上の線が目立っていて、右下の日付も大きく目立っています。
このあたりの調整をするだけでも真ん中が目立ってきます。
デザインには目立つのと目立たないものがあります。
うまいこと全体を見て、目立たせるバリエーションを用意して調整すると目立たせたいところに目を行かせることができます。
■いい嘘
フリーの画像素材だと希望している画像がないことが多いです。
そんな時は、大変ですが枯れているのに花びらを増やしたりしてあげるといいです。
全く違うものにするのは噓加工になり、虚偽広告になってしまいますが、よりそのものらしく見せるくらいだったら加工してもOKです。
ダメな加工もたくさんあるので、都度調べてから加工してください。
【ダメな加工例】
・不動産の物件にかかっている電線を消す
・タレントの顔を加工
・ありえないものを作る
服のしわを消すとかだったらいいと思います。
この話題が出ると毎回話すのがナポレオンの話。
ナポレオンって身長小さくて小太りだけど、肖像画はイケメン高身長に描かれているんですよ。
それを見た友人が「全然似てないじゃんwww」と言ったらナポレオンは「私が描かれていることよりも、英雄が描かれているかが重要である。」と言ったとか言わないとか。
写真加工は自然に見せるの難しいですが、ちょっとの加工でできそうなときはトライしてみてください。
無理そうなのは時間の無駄なので別の画像素材を探しましょう。
■まとめる
こちらは色合いがきれいですね。
右にある日付が飛び出していて孤立してしまっているので左のブロックにまとめてあげると自然です。
開いているところは、先にも書いた通り加工して埋めてしまってもいいかと思います。
■枠線
太い枠線が入っていますが、あまり効果的ではないように見えます。
目立って入るけどチープな感じがしてイベント自体の信頼性みたいなのが低下しています。
枠線入れるのだったら細い感じのをちょっと装飾として入れるくらいでも枠の効果は出ます。
■誤認をさせない
ちょっと脱線しますが、職業の中で残業に上限がないのが建築関係とデザイナーです。
建物などを作っていて残業代出ないからと手抜きをされると人命にかかわります。
デザイナーも時間がないから適当な説明書作ったら誤操作して人命にかかわります。
とにかく誤認させないのがデザイナーの最初の仕事です。
自分で作るとそのものを知っているので誤認しないのですが、初めて見る人にとってはどう読むかは分かりません。
しかもバナーとなると興味がないものなので一生懸命読む人もいません。
縦読みと横読みを組み合わせるとややこしいので、ブロックとしては同じにするか別だと分かるようにしてあげるといいです。
バナーや紙の広告の場合はWebサイトと違い、何でもOKです。
Webの場合はカーニングがダメ、フォントがWebフォントじゃないとだめなどの制限が多いですが、バナーは最終的に画像になるのでどんなことをしても大丈夫です。
文字をただ置くだけではなくて、文字自体もデザインして、バナー単体で完結している広告として作る必要があります。
読ませるのも重要ですが、文字などからそのもののブランド感、ターゲットに刺さる雰囲気を作ってみてください。
■文字装飾
こちらも同様に文字が置かれているだけになっているので、もうひと手間入れてあげるといいです。
あと、左にさりげなく「Summer」と入っていますが、俳句とかみたいにひまわりは季語として「夏」を表しているので、あえてまた「夏」と言わなくても夏だと分かると思います。
飾りとして入れるのであればタイトル回りに読めなくてもいいので入れてあげた方が効果的です。
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